酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEXpastwill


2006年09月28日(木) DVD『イズ・エー 【is A.】』

 賑わう渋谷の飲食店で爆破事件が起き、死傷者が多数出てしまった。犯人は14歳の少年であったために、少年法に守られ、4年で少年院を出て社会に戻ることになる。被害者の父である刑事は犯人を許すことができず、少年を付回す。少年の父親は息子の更生を信じ、少年のそばで少年を励ましながら必死になって生きようとしていた。しかし、ふたりの父親の苦しむ心も知らず少年はまたしても犯罪を犯してしまう。その時、ふたりの父親は・・・!?

 うーん、かなりの問題作であります。視点は犯罪を犯した父親と被害者の父親で、それぞれの葛藤や言い分はどちらもわかってしまうのですね。でもそんな心をわかろともしないで再犯・・・それはもう心が無いとしか言いようがありません。罪を犯して更生しようと努力しても世間の色眼鏡は厳しいものなのに、更生なんて全くしない人間を世の中に出しちゃイケナイ。その判断ができるなにかがあればいいのに、と思います。やり直したい、罪を償いたい、そう心から願う人間にはなんとか手を差し伸べる努力を・・・それも難しいことなのですケレドモ。更生の余地のない人間は少年も大人も社会に戻るべきじゃない。犯罪が憎しみを呼び、犯罪の連鎖を起こすなんて・・・そんな繰り返しは絶つことができるならば。犯罪のない世の中であるならば言うことはないのでしょうにね。うー(困惑)。



酔子へろり |酔陽亭酔客BAR
enpitu