酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2007年01月26日(金) DVD『ジャケット』

 戦争による後遺症で記憶に障害を負ったジャックは、放浪中にエンジントラブルに困る母娘を助ける。ジーンとジャッキー。ジャッキーは幼いながらも可愛らしい少女でジャックの鞄についている認証票に興味を示し、ちゃっかりジャックからもらってしまう。その後、ヒッチハイクした車の持ち主とともにパトカーに止められ、・・・気づいた時には裁判を受けていた。ジャックが警察官を撃ち殺したことになっているが、ジャックには記憶が無い。罪には問われず、精神病院へ収容されたジャックは、治療と銘打たれた奇妙な実験台とされてしまう。それはジャケット(拘束服)を装着され、死体一時安置所の狭い狭い空間へ閉じ込められてしまうというものだった。その狭い暗い空間でジャックが見たものは・・・!?

 いやぁ、トンデモナイ映画でしたー! まずは邦題からは想像もつかない本当の意味と、それによって引き起こされる現象。決してホラー映画ではないですケレドモ、閉所恐怖症気味な私にはイヤな汗が滲む怖さがありました。邦題はいっそのこと『拘束服』にした方が良かったと思います。あ、でもそれではあの儚いラブストーリーを壊してしまうのか。うーん、難しいなぁ。期待もせず、知識も持たずに観た映画でしたが、大当たりだったと思います。なんだかすごくいいものを残してくれます。ま、閉所恐怖症気味の方にはどうかなと思いますケレドモ・・・。



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