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みんみん



 コワクサイ

おおわらいしたことがあったんだけれど(しかもいくつか)、忘れてしまいました。
いずれも、あまりにばかばかしすぎるりー氏の行動について、ですが。

のいは最近とても大きくなったのだが、しかし最近私の実家に行っていないりー氏にはそれを知るべくもありません。
というわけで、今日、実家に行ったら、のいの写真を撮ってきてあげよう、ということに相成りました。

「のいの写真いっぱい撮ってきてね」

はいわかりましたよ(ククク)。
# 「いっぱい」の部分にこめられているなにか。

しかし私の技術がいまひとつで、写真はどれもブレてばかり。
むーん。
「だんだんこわくさい顔になってきとる」
(だんだんなまいきな顔になってきている)
写真ののいを見てりー氏はそう言いました。

「こわくさい」というのはもちろん方言ですが、なんとも含意があるというか、複合的なニュアンスを持った言葉です(いかにも方言ならではと言えます)。
「ませた」とか「もっともらしい」「大人ぶった」とかそんな雰囲気もありそうです。小さい者ががんばって大人らしく振る舞っているというニュアンスもあります。そのアンバランスさ。
ネガティブに使えば、例えば中学の上級生が言いそうな、
「あいつ1年のくせにこわくさいじゃ」
という言い方になるでしょうし(これは生意気でむかつくというような意味の「こわくさい」)、小さい子がだんだん成長してきたなー、なんていう時にも使うことがあります。
例えば私の両親が、日々成長する孫(ひろ)のことを
「ひろもこわくさくなってきたよ」
と言う。もう赤ちゃんじゃなくなってだんだん成長してきて、小さい身体なりにいっぱしの大人ぶった言動じゃないか、という気持。

りー氏ののいに対する「こわくさい」も、両親のひろに対する「こわくさい」も、「大きい者」が「小さい者」をまもる(目で/見守る)視線なのだと思われます。

そうそう、生協で注文したイワシの開きやら、母の福井みやげのサバのへしこ(ぬか漬け)やらを袋に入れて持っていたら、のいが嗅ぎつけてきました(魚はもちろん密封してあります)。そのにおいを嗅ぐ様子ときたら、ンフンフンフンフッって、文字に書いて表せそうなくらいの(犬並みに)大きな鼻息でした。

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業務連絡。
日記、9月29日(日)ならびに10月20日(日)を書きました。
抜けたら抜けたままでもいいかな、と思わなくもなかったけれど、なんだか書いてしまって。

2002年10月23日(水)
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