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みんみん



 生活のいろいろ

すいか生活。
今、家には大きいのが1つと小玉が2つある(正確には、+4分の1個弱が冷蔵庫に)。大きいのは朝日(地元の名産地)の美味しい農家の、小玉は父が作ったもの。
9月になっても食べられるのはほんとうにうれしい。が、欲張って買いだめしておけばいいというものではない。すいかにも食べ頃というのがある。欲張らずに精々食べよう。でもいつか季節が終わる日がくるんだよな。
今シーズンは、出だしは遅かったのだけれど(なぜかなかなか店頭ですいかを見かけなかった)、並び初めてからは石川、朝日に、八色(やいろ。新潟の産地)とすいかを食べない日はなかった。もらうことも多々あったし、いい買い物もいろいろできた。
家ではもちろん、出かけた先々でもKと2人で大いに食べた。Kも私もすいか好きなので。あのすいかにこのすいか、と包丁を入れた数々を思い出す。
ちなみに私は皮ギリギリまで食べたい方。すいかは甘みも大事だけど、何と言っても水分も大事だと思う。皮までスプーンがすっと入るみずみずしさが。

トマト生活。
トマトを家で食べるとき、ほぼいつも丸かじりしている。ちなみにというかもちろんというかマヨネーズも塩も何にもかけない。
Kの前でも、かぷ、じゅる、と丸かじりする。と、とても美味しそうに見えるらしい。まあお行儀は悪いけれども。
今日も冷蔵庫から大きなトマト(実家で獲れたもの。うまい)を2つ取り出して、Kには悪いがかじることにした。いくら丸かじりが好きと言っても2個同時にかじることはないわけで、1個はひとまずお皿の上で待機中であった。
早速がぶりとやると、Kもトマトをおもむろにつかみ、眉間にしわを寄せながら(これはよくやる表情なんだけれども)すごい形相で大口を開けてかじり始めた。
人が丸かじりしている姿というのは面白い。たぶん私も真剣な表情をしていたと思う。真剣にトマトに熱中する親子。
現在Kの歯は6本(前歯、上が4本に下が2本)、かじるのが楽しいお年頃であるんだろう。後で見たら、Kの頭(大きい)の半分とまではいかないが4分の1は確実にあるだろうトマトの、半分くらいは食べていた。なかなかやるなと思った。

読書生活。
夏が終るという頃になるといつも小説が読みたくなる。というかもう秋だけど。
今気になって読んでいるのは川上弘美。以前『センセイの鞄』を読もうとして、どうにもダメだったのだけれども(たぶん設定にまず気持悪さを感じて)、ひょんなことから。今のところのベストは『ニシノユキヒコの恋と冒険』(新潮社、2003)。なんか、ものを読んできゅーんと来たのは久しぶりだ。もっともそれは小説を読んだ後のきゅーんともちょっと違うような気がするのだけれど。読み進めたいけどそうしたく(読み終えたく)ないという気持に、久しぶりに、なった(と、句読点の打ち方も意識)。エッセイに膝を打つことも多い。
そして読みながらとあるお友達のことを思い出しているのです。

2007年09月06日(木)
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