絵童飛鳥のエッセイ
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伝わらない想い
人の心は人に伝わることがあるのだろうか。
言葉で伝える。 それは無理。 人それぞれの解釈が違うから
ならば音楽ならどうだろう。 それも無理。 音楽から人が感じ取るものは抽象的なものだから
ならば肌に触れてみてはどうだろう。 それも無理 肌に触れただけで思いが通じるならどんなに楽なことだろう。
ならどうすれば想いは伝わるのだろうか。 答えは簡単。 人の気持ちなんて伝わらない。
私が本当にそう思っていても 貴方にそれは伝わらない。いや、伝わっていない。
もし、貴方が私を信じ私が貴方を信じているならば、 想いを伝えることができるだろう。
私が、発する私が伝えたい想い(言葉)を素直に受け止めて、 それを信じてくれるなら、私の思いは伝わるだろう。
でも、それは無理。 到底無理な話。
なぜなら私は貴方を傷つけ苦しめたから。 そして傷つけるだけ傷つけて、私は道ばたに貴方を置いた。
そう、貴方の言葉を信じるならば、
私は貴方を捨てた人。 わたしはあなたをすてたひと ワタシハアナタヲステタヒト ワ タ シ ハ ア ナ タ ヲ ス テ タ ヒ ト
ワ タ シ ハ ....
きっと貴方の想いも私には伝わっていない。 貴方もきっとジレンマに苦しめられている。
だって、私も貴方も人間なんだから...
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