中・高の同級生が結婚したらしいです。 スゲェ仲が良い友達だと思ってた。 毎日一緒に通学してたし、部活も一緒だったし。 そりゃ、最近の数年は音信不通だったけどね。 でもさぁ『会わない時があっても、会えば今まで通りだよね』って言ってたじゃん。
披露宴に呼ばれませんでした。 それは、諸事情があるから100歩譲って良しとして。 2次会の誘いが当日ってどうなのよ。 お互い、実家の親も知ってる友達なんだからさぁ、 連絡方法なんて、いくらでもあるじゃん。
祝って差し上げましたょ。 急だったので、何も用意してなかったから、5000円の花籠を買って。 洋服も、みんなドレスとか着物とか着てるのはわかってたんだけど、 出先からだったんで、デニムのジャンバーと黒のパンツ、そのままで。 時間はあったけど、着替えに帰るのもめんどかったし。 『急だったから〜、何も用意出来なかったし、こんな格好でゴメンネ〜』 精一杯の嫌味です。
本当は行きたくなかった。 でも、大人ですから。 それなりに祝ってきましたよ。
『ミナの話を聞いて、幸せそうでよかった〜』 彼女の言葉です。 私は、必死で幸せな振りをしていただけですよ。 お祝いの席で、不幸せな話を出来ないでしょう。常識で。
人って、自分が幸せだと、他の人を思いやる気持ちがなくなってしまうんですかね? 被害妄想かもしれません。幸せな彼女が羨ましいのかもしれません。 でも、少なくとも過去の彼女は、もっと人の気持ちがわかる人だった。
もう、2度と会わないと思う。
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