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2007年12月27日(木) 悪妻

今日は事業部の忘年会。久々の参加だ。
ずっと飲み会はパスしてるのだけど、これだけは行っておこうと。

結構いろんな人に「ちょっと前すごい暗かった」って言われ、
「更年期障害なんですー」と返しておいたけど、気づいてるもんだね。

いやだなー、もろ表情に出る性質。
こんなんじゃ憧れの鉄仮面は作れそうにない。

なぜか眠くないので
今日は会社の人の話を書いておこう。

本田君30才
国立院卒、性格温和、実家が金持ち、気が弱い。

彼は仕事ができない。
人に注意されたことを覚えてない。
何度叱られても同じ失敗を繰り返す。
要領が悪く、応用が利かない。

良い大学を出てるのに、
勉強の良し悪しと仕事の出来は別ものの典型。

やることが遅く納期は月末なのに定時過ぎても終わらない。
私は経理を兼ねてるから月末はいつまでも待つことになる。
彼の判断ミスで私にトバッチリが来ること多々。

それでも彼の場合、腹が立つより、
追い詰めてはいけないと思ってしまう。

彼は仕事中ウツラウツラ、いつも睡魔と戦っている。
なぜなら奥さんに振り回されているから。

「明日お弁当作ったげる。車出して!」と
夜の10時過ぎに言い出して、開いてるスーパーを延々探し回ったり。

好きな女性アーティストの追っかけをするために色んな手配をさせて、
一人で行けないからと、絶対休んだらいけない日に休ませたり。

一番ひどいのは・・・
本田君の海外出張に無理やりついて行ったのだ。
遊びに行くんじゃないのに「ずるーい!」と無理を言い、
同じ便のチケットを購入。

さらに、当日2人で出発時刻に遅刻して、
行きのチケットをパーにしてしまってる。

上司は「海外出張で遅刻するとは!そんな奴聞いたことがない!」と
カンカンに怒って始末書を書かせたが、

奥さんが同行していたことまでは知らない。
バレたら・・・怖い怖い。

結婚前から彼女のワガママ話を聞いていたから
「絶対だまされてるよ。やめた方がいい!」と忠告した。

付き合ってる間、一度もキスすらさせてくれないと言っていた。
もちろんHもない。そんな状態で結婚なんてありえない!

でも本田君は結婚した。
かれこれ3年は経つだろうか?

あれからまだ一度もさせてくれないと。。
新婚の頃から夫婦別室。信じられないけど実話なのだ。

「奥さんは単にうるさい親から離れて自由に暮らしたかっただけだよ!
 普通だったら旦那さんの睡眠を妨害したら、次の日の仕事に差し支えるし、
 そういうのが積み重なると出世に響くでしょ?
 出世してほしいって気持ちないんじゃないの?
 とんでもないサゲマンだって。」

「でも、させてくれないのはサゲマンじゃないですよね。」

はぁ〜そうなの?

そしたら、別の子が

「襲ってみたら?」

彼にそんなことができたら、こんな事態に陥ってないだろうね。
親に一度も反抗したこともなければ、他人を強く非難したこともない。
いつも申し訳なさそうな態度だ。

「それでも好きだったらしょうがないよね。」

そしたら本田君、
いつもじゃないけど離婚したいと度々思うことがあるそうだ。

ふーん、でも離婚はまず無理だ。
彼女にとってこれほど居心地の良い環境はないもの。
どんな手段を使っても離さないだろうよ。
本田君はただの奴隷だよ。


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