ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ

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2002年05月01日(水) あたし、短文の中に逃げ込んで
 知りたい、と死にたい、ってよく似た響きだよね。
 あたしは、どっちも要らないんだけどね。


 まるでバカみたいじゃないか。

 さようならみんな

 と、まあどうやらあたしはそうとう疲れてるようで、こうやってキーボードを叩く指もなんとなくぶるりるりしていて、困るのだ。
 疲れてるっていっても、なんになんだか判らない。

 今日の一時間目の国語のとき、眠いなあと思って少し頭を下げた。すると教室がぐるりぐるり斜めに回り始め、わたしは突き落されそうになった。怖くなって顔を上げても、まだまわっている。ところが、クラスメイトはみな平気そうな顔で、武蔵野台地についての文章の朗読を聞いている。
「あれ、まわってるけど、大丈夫なの?」
 と、ふらふらの頭であたしが訊ねても、皆平気な顔で、
「まわってる?何が」
 などと能天気にも聞いてくるのだ。
「まわってるじゃん、教室」
 と、いうと、
「まわってないよ。大丈夫?」
 などとやさしい顔で云ってくる。どうやらおかしいのはあたしの頭のようだ。最近、本当にあたまがおかしい。電車に乗って、川をみつめていても、きらきらきらきら川が光って、あたしに、飛び降りろ、飛び降りろ、と云うのだ。教室を出て、友人と喋りながら駅に向かうときも、灰汁色の鳩が、死んでしまえ、死んでしまえ、クルック−、と鳴くのだ。あたしの頭がおかしいってことぐらいわかる。授業中に急に、意味もなく自動車事故が怖くなって、泣きそうになったりする。そういうのって、おかしいよね。

 嗚呼可笑しい。
 あたしは笑いながら、鳩を蹴る。鳩、あたしの足にはあたらずに、死んでしまえ、クルックーと鳴きながら、空へと飛びたって。


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