朝焼けの詩
ふと見付けた風景とか
ふと気付いた思いとか

2003年03月09日(日) 僕と向こう岸のあいだ

僕は日に日に向こう岸に近付いている

薄皮一枚でやっと繋がっているこの汚れたハートを見て

何故と聞かれても
そうなんだよ としか答えられない

嗚呼勘違い
僕の説明が足りなかったね

けれど多分あなたは僕がちゃんと話しても
「それ」を理解する事が出来ないだろう

あなたは「それ」が何なのかまるで判らない世界の日向で
ポカポカ暖まっているのだから

向こう岸は遠かった
なのに今ではこんなにも近い

まるで手を伸ばせば届いてしまいそうだ
泳がなくても
ジャンプしなくても
自然に向こう岸が僕を呼びに来る

春と言う名の飾り物が世界を覆い尽くしたとしても


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*Elly* [MAIL] [HOMEPAGE]
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