朝焼けの詩
ふと見付けた風景とか
ふと気付いた思いとか

2003年03月28日(金) 見えない涙と散り行く花弁を

この朝焼けを眺め始めてから。
もう一年も経ったんだね。

また今年も桜の季節がやって来る。
去年の桜の時期は、それはそれは重い物を抱えていたけれど、
私は幸せを小さな手で握り締めようとしてた。
キミのくれた幸せが、ピンクの桜と共に私を柔らかく包んでくれた。


あれから一年。
もう桜なんて見たくない。見えない。
もう桜が満開な場所もあるんだって。
きっと此処では私がまた年をひとつ取る頃、桜がヒラヒラと舞うだろう。

私の見えない涙と
散り行く花弁を集めてキミに届けるよ。
当ても無い場所に向けて。

桜の時期は何故かとても切なくなる。
キミのいない今年は、いつにも増して、だね。
独りぼっちで膝を抱えながら、またあのトンネルの奥で
小さな桜を見る事にするよ。
今の私には多分そんなenergyも無いけれど。


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*Elly* [MAIL] [HOMEPAGE]
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