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■ 感想と批評
感想や批評をいただく場や機会をいくつか持っているんですが、いつも思うのは複数の感想(又は批評)をいただく場合、ほぼ9割、真逆の感想(又は批評)をいただく、ということです。 「○○が良くなかった」という「○○」の部分を、そこが良かった、という方もいらっしゃって、いただく側としては面白いというか興味深い反面、どちらを取捨選択するかで悩んだりもするのです。 大体は、良かったと良くなかったの割合の多い方を選択するのですが。 そして、良かったと良くなかったの意見の文面を見ると、良くなかったの意見は半分が批判、2/4が批評、2/4が感想なのですね。 「ここが悪い」が半分。 「ここが良くなかったのでこうした方が」が2/4。 「つまらなかった」が2/4。 良かったの意見の方は大概が「ここが良かった」なので、この別れ方も興味深いです。 ある意味、一番最後の「つまらなかった」が一番素直な読者の感想なのでしょうけれども、一番堪えるのもこの感想で。 そして、批評と批判に関して、特に自分が意図したことが伝わっていない故の批評・批判に対して、伝えられなかった私の非力さを棚に上げて、読み取らなかった読者の読解力のなさのせいにしよとしている自分にふと気づいて、ぞっとしたりするのです。 といっても、向上心のかけらもない、へたれな私は、だからと言って、じゃあ次は伝わるように書こうなんて、これっぽっちも思わないわけですが。 ……でも、やっぱり思うのです。 「読みやすかったです!ハッピーエンドですごい良かった!」と 「読みづらかった。ハッピーエンドにする必要なかったのでは」の 2つの意見が半々である時は、どっちを取捨選択するべきなんでしょうねぇ……?(ハッピーエンダーとしては、アンハッピーにはしませんけども)
2004年05月07日(金)
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