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■ 遅ればせながらオレンジデイズ。
んー。 なんというか。 恐らくは第1話しか見ていないだろうに、今、私が感じている違和感をそっくりそのまま第1話の紹介文に記載したコラムニストに先見の明があったのかなーと感心するやら、むしろここまで見ないと違和感を覚えなかった自分の鈍さに我ながら呆れるというか。 . サエを障害者として描く必要があったのか。 . まさにソレです。 もしかしたら、障害者だからといって特別に描かなければならないという前提の方が差別に当たるのかもしれないけれど、だから、普通のキャンパスライフを愉しむサエの描き方はある意味、正しいのかも知れないけれど、なら、どうしてドラマの中核に「障害者であるサエの自立」を絡めなければならないのかが疑問です。 . 普通に「バイオリンの道を目指していたけれど挫折したサエ」でも良かったんじゃないのかなー。 . 差別云々の話で言えば、例えば茜が何らかの障害を負っていて、でも主役ではなくて、ごく普通の脇役として描かれている、というのが自然ですかね。 そう言えば翔平くんの妹さんも足に何らかの障害を負っているみたいでしたね。 ああいう描き方は自然で良いと思うのだけれど。 . とにかく主要ストーリーに「障害者である」サエを登場させる必要性がどうにも見いだせません。 もしかして、北川女史はごく普通の若者達に、手話でごく普通の若者の会話をさせたかっただけなんじゃないだろうか。とかまで思ってしまいます。 . それと、あれ。 バイオリンがダメだからってそんな簡単にピアノに転向出来るもんなのか!? いくら母親がピアニストで、小さいときから教わっていたとしても、ジュリアーノ音楽院に留学経験があったとしても、それだけですぐ高級ホテルのピアニストに採用されるほど上手なのか? とゆーか、その程度なのか、そういう場所のピアニストって。 . 何だかオレンジデイズは、実際の中途失聴者さんや、ピアニストさんが見たら不快に思うんじゃないかなーという矛盾が色々出てきましたね。 . 北川女史の作品で以前見た「LOVE STORY」という作品にも、色々「こんなの普通はないよねー」という矛盾はあったし、人間関係も「それはあっさりしすぎじゃないの!?」というようなところはあったのだけれども、それは主役が「作家」と「編集者」という、私からは遠い非現実の世界のお話だったからで、どこか「おとぎ話」のような感覚で見られたから気にならなかったんだろうと思うんですけれども、今回は(私は大学経験ないですが)普通の大学生が主人公だし、何だかイマイチ矛盾が見過ごせません。 . それでも、北川女史の台詞回しはとても好きなので、なるべく矛盾は見ないようにしながら見てますが。 . サエ個人は好きですが、ストーリー構成的にはちょっとなぁ……という感じかもしれない。 . それにつけても、もう退場なのね小西真奈美ちゃん。うぅ。もうちょっと見てたかった……。 . ところで、今日「笑っていいとも!」でやっていた常識ストライカーというコーナーで、 「設問:キーボードを見ないでタイピングをすることを何というか」で 「正解:ブラインドタッチ」になっていたけど、それ不正解だから。 正確には「タッチタイピング」だから。 . この話は何度も色んな人にしているのだけれども、日本何たら協会とかいうところの規程では、確かに以前は「ブラインドタッチ」と言っていたのだけれど「ブラインド=盲目の」という意味合いがあって、差別的だということになり、現在使われているのは「タッチタイピング」が正解。 . この名称になってから、既に十数年が経過しているというのに、未だに浸透していないばかりか、こういう風にTV局でも正解として取り上げられたり、お粗末なところでは、タイピングの教則本にもブラインドタッチのまま掲載されていたりするぐらいだ。 . でも正式にはタッチタイピングです。この機会に皆さん覚えましょうね(←誰だ)
2004年05月20日(木)
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