旅立ちにはいろいろな形がある。希望に胸ふくらませ、明日へ向かって旅立つこともあるし、別れるのはつらいけど泣く泣く旅立たなければいけないときも。もしかしたら、この2つの気持ちが混ざってるときもあるかな。そんな旅立ち、今まで何度経験してきたろう。今までの旅立ちを考えると、離れたくないけど、旅立ちたくはないけど、その地をあとにしなきゃいけないってときは少なかったかな?どちらかというと、いつも期待に胸躍らせて旅立ったことが多いと思う。きっと運が良かったんだね。旅立ちが別れの瞬間ではなく、明日への1歩を踏み出すって思えるんだから。 船で旅立つときは甲板に立ち、波止場から手を振る人と別れのことばを交わすことだろう。もしかしたら、互いの手には紙テープがしっかりと握られていて、テープが切れるまで瞬間までは港を離れたなんて思えないかもね。ただ、今は港から旅立つことなんて皆無に近いから。映画「タイタニック」の船出の場面のようなことを体験するのはムリなのかもね。 今、旅立ちの場面は波止場というよりは飛行場なのかな。昔やったテレビドラマ、男女7人夏物語も最後のシーンは大竹しのぶが成田空港の北ウィングだか南ウィングだかからアメリカへ旅立っていくところだったよね。今の成田空港はちょっと変わっちゃって昔のように空港使用料の自動券売機のところからエスカレーターを降りて、出国審査の場所へ向かうって感じじゃないもん。第2ターミナルから出発したことはここ数年ないからどんな感じだったかあまりよく覚えてないけど、第1ターミナルはセキュリティーのゲートを抜けて、それからエスカレーターで降りていく。しかも今は入出国のカードを書かなくてよくなっちゃったから、出国カード書いてないよぉ〜ってあわてる必要もなくなっちゃったし。っていうかムースはいつもギリギリまでラウンジでお酒を飲んでいて、それから下に降りてたから何度か呼び出されたことがあって。なのに出国カードを書いてないであせったことがあったから。実は初めての海外旅行のときは飛行機に乗った瞬間に飛行機のドアが閉まるくらい友達と空港内の売店でゆっくりしてたの。今はなくなっちゃと思うけど、第1ターミナルの5階に売店があって、そこでゆっくりしてたんだ。飛行機の搭乗開始って大体出発の20分前からでしょ。だから20分前になってから下に行けばいいよっていって。そのせいで動く歩道を走った、走った。最近は気をつけてるから、もう呼び出されることはないけど。この飛行場からの旅立ちだけど、ムースは何となく味気ないって思うんだ。だってゲートに入ったらハイそこまでって感じだし。それにセキュリティーのゲートに並んじゃうと後ろを振り返る人ってあまりいないよね。前を向いてないと列の後ろに並んでいる人に迷惑をかけちゃうし。 これを思うと列車での旅立ちっていいなぁって思って。実はさっきまでハリーポッターを読んでてそう思ったの。汽車に乗って旅立っていくって見送る人も列車の行方を見れるし、旅立つ人も最後の最後まで見送りの人と話が出来るし。今、日本国内で列車での別れなんてほとんどないと思うけど、二昔前くらいまでは駅で見送りってよくある光景だったよね。それに歌にも旅立ちをテーマにしたものがあったし。例えば、太田裕美の木綿のハンカチーフなんて春先の旅立ちの歌だよね。♪恋人よ ボクは旅立つ 東へと向かう列車で…。チューリップの歌もそうだっけ。♪あぁー、だから今夜だけは 君を抱きしめていたい あぁー、明日の今頃は ボクは汽車の中…。別れの要素も多分にあるけど、でも希望を胸に旅立って行くって感じでしょ。アニメだと銀河鉄道999なんかも汽車での旅立ちだよね。JRになってからどうだかわからないけど、昔って発車のベルがけたたましくなって、それが鳴りやむと駅員さんがピーっと笛を吹く。そうすると列車の扉が閉まって、汽車が走り出して。自動ドアじゃない列車だったら、デッキに立っていてもいいし。映画「駅」の中で、いしだあゆみが走り出した列車のデッキに立って敬礼しているシーンなんてまさにこんな感じだよね。ただ映画じゃないから、列車と一緒に走ったり、デッキから身を乗り出してると危険ですからやめて下さいって車掌さんや駅員さんに注意されちゃうけど。って今は自動ドアじゃない列車なんて走ってないか。 アメリカやカナダで鉄道を利用したことはないから列車も駅もどういう感じだかわからないけど、ヨーロッパの終着駅はどこもいい感じがする。ムースが1番多く利用してるのはパリのオーステルリッツ駅なんだけど、パリ北駅もロンドンのビクトリア駅もリバプール駅もどの駅も旅立つにはいい感じの駅だった。考えてみればウォータールー駅からも列車に乗ったことあるんだ。ボーンマスへ行くときってウォータールーからだった。これらの駅って雰囲気が昔の上野駅の下のホームのようなのかもしれない。上野駅から旅立ちの思い出があるから海外の駅へ行っても、いい感じだなぁって思うんだろうね。中国も鉄道が主流かもしれないけど、何せ中国の列車って信じられないくらい長いし、自分の乗る場所まで歩いていくだけで疲れちゃって、旅立ちを味わってる余裕なんかなかった。だからヨーロッパのそれとは一緒にすることは出来ないかな。ムースは無座と軟座、硬座しか使ったことがないけど、軟臥や硬臥のあるような列車だとまた違うのかな?っていうかもう少し人が少なくなってくれないとダメかも。 またヨーロッパを列車で旅をしてみたいけど、しばらくはムリなんだろうなぁ。昔のようにバックパックを背負ってヨーロッパを駆け回りたいけど。特に今までいったことのないドイツやイタリアへ行ってみたいなぁ。スイスもバーゼル以外は知らないから行ってみたい。どこかの駅からまた旅立ちたいなぁ。でもしばらくは行くチャンスなんてないのかな。
今日は久しぶりに朝早くに起きちゃった。明日も今日くらい早く起きないと。でも、朝ご飯を食べてから2時間くらい寝ちゃったから、実質はお昼まで寝ていたのと一緒なのかな?最近は日を追うごとに涼しくなっていってる気がするから、家にいても快適。去年よりはちょっとだけ涼しいのかな。だから今日は午後から家でハリーポッターを読んでたの。前に比べたら話も面白くなってきたし、ページが進むようになってきたけど、教科書を読むのと比べたらまだまだ遅いなぁ。ちょっと不思議。映画を見てないから本を読んで場面を想像するだけ。でもどっちの方がいいんだろう。映画を先に見てから本を読んだ場合がいいときもあるから。ただどんな映画も原作と映画化されたものを比較すると原作がいいっていう意見が多いから。ハリーポッターの映画は面白かったってよく聞くけど、やっぱり原作はそれを上回るのかな?もうちょっと早く読めるようになればいいんだけどなぁ。どうも場面が頭に入ってこない。それに比べたら江國香織や唯川恵を読むのが早いこと、早いこと。ハリーポッターもそれくらい早く読みたいよう。これってムリな願いなんでしょうか? |