夢見る汗牛充棟
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2002年03月28日(木) |
ダレン・シャンⅣ見つけて幸せ~ |
四月に発売と思っていたら、外出ついでに覗いた書店で発見です、隊長!
『ダレン・シャンⅣ~バンパイア・マウンテン~』(小学館) ~待望の4弾~ ~バンパイア元帥 血の裁き!!~
実際一日千秋の思いで待ちわびておりました。春ですが。 クレプスリー危うし!!って感じな帯で私はどきどきしてます。 でも、家に帰るまでは読めません。待ち遠しいことです…
くう。待て、次巻!! あああ、あんな気になるところで終わるな~~!! 待ち遠しいことです。 ところで、最終的には1巻登場のスティーブン(…だっけ?) がバンパニーズ大王となってダレンの前に立ち塞がるのではないかと 思うんだけど、ど~だろう。いずれにしても、彼はそのうちダレンの 前に現れると思うのだけど… 蛇少年のエブラが青年になってしまっていて少し寂しかったのは内緒。
●『ルー=ガルー~忌避すべき狼~』京極夏彦(徳間) ~近未来少女武侠小説~ ~無機的な都市の荒野を少女が疾走る!!~
『疾走る』と書いてはしる、と読みます。 人名の読みを忘れて、何度も前を見返しました。情けない。 少女たちはい~かんじにまっとうで素敵でした。 が、くたびれたおじさん好きな私は橡さんがお気に入りです。 どーにも、役立たずだけど(笑)
●『BLACK&TAN 黒と茶の幻想』恩田陸(講談社) ~華麗にして「美しい謎」~ ~恩田陸の全てがつまった最高長編~
新刊を見かけるとつい、気になって買ってしまうのですが、 この人の本を読むと私は混乱してしまうので少し苦手です。 (しかもとりあえずハードカバーで出るから、懐も痛かったり…。) 意味とか、仕掛けとか考えてうだうだ悩みます。 これは『三月は深き紅の淵を』の第一部なんでしょうか? …まだ、未読(汗)早く読まなきゃー。
2002年03月12日(火) |
「女性向け」ってやつ |
●七海花音 小学館パレット文庫 秀麗学院高校物語シリーズ他
~天涯孤独の涼には片時も安らぎはない?!~ ~僕には、彼の羽が見えるんだ~ ~悠里の心が近づく程、涼の心は暗い~ ~忘れえぬ高校一年の夏が始まる~ ~復学してきた先輩が涼を振り回して…。~ ~花月那智に絡む分家の息子との確執~ ~俺は過去を捨てたかっただけだ…~ ~バイトに明け暮れる涼に夢の叶う日が…!~ ~涼に遂に退学の危機が!!~ ~この感動をより多くの方へ!!~ ~少年達の友情に本当に泣ける!!~ ~秀麗と高校王子の主要メンバーが豪華客船の旅へ!~
主人公は天涯孤独の身の上。薄倖の美少年の不破涼くん。 秀麗学院高校といういかにも、ぶさいくと頭悪い人間は門前払い 食いそうな高校にトップで入学した奨学生くんでふ。 内緒の夜のバイトで生計をたてつつ頑張ってます~。 東宮千子さんの【日本を休もう】を彷彿とさせまする。 こんな主人公が、良い人間関係に助けられつつ頑張る話、と 思ってください。帯からなんとな~く連想してみたあらすじは 多分そんなに外れていないことでしょう。 友達もみんな麗しいです。頭の切れる影番の花月くん。 「この花月」っていう辺りが【海老原君ちの】嘉月さんを 思い出させます。 体弱いけど前向きで愛らしい悠里くん。他、よりどりみどりです。 ええ子そろってまっせ、お客さ~ん、って感じでふ。 そんな綺羅な美少年君たちがすぐ脱いでやる話は幻滅します、が。 無問題ですぜ、おきゃくさ~ん。ぴゅあな精神愛ってやつでしか。
善意を結晶化したような主人公くんが、俺なんか最低の人間なんだぁ と悩んでると、君が最低なら、わしらど~すりゃいいの!?って 気持ちになること請け合いです。
でも仕事とかでむかついてやさぐれ~た気分の時読むとね、 あまりに善良だからうかつにも心が洗われてしまいます。 美少年エキス吸ってんのかな…。嫌だな…。
『魔術探偵スラクサス』(マーティン・スコット)ハヤカワ スラクサスは置いといて、マクリめっちゃ好き。 主人公のスラクサスは身を持ち崩しきった探偵さん。 退廃した魔法国家で、紛失した貴重なマジックアイテムを探索するうち、 どかどかと事件が積み重なり、挙句に何だっけ何が問題なんだっけ…? にやつくGMを前に頭をかかえるTRPGプレイヤーの気分になっちゃった。 かなりあほです(涙)めまぐるしいの、展開が。 やっぱり、オルクとエルフと人間の混血の逞しい美女、マクリさんは 社会では微妙に白眼視されてました。 強靭な戦士で、片手に斧、片手に剣で、露出度も高い。 誇り高いエルフがオルクの娘又は息子に惚れるってなさそうなので、 たぶんオルク女性がエルフの美青年を「よいではないか」。 その息子または娘が人間と子をもうけたか…。ハーフエルフをオルクが 「よいではないか」したか。興味深いところです。 当のマクリさんがオルクを嫌ってるので愛があれば種族の差なんて、 という雰囲気ではなさそう。
魔法は、予め、力に応じた数の呪文を選択して覚えておいて使う。 使ったらおしまい。D&Dっぽいです~。
この世界独特の言い回しってものがあって 「悪い呪文みたいに襲う」「オルクの地獄より暑い」 「酔っ払った傭兵みたいに幸せ」等々。 一番のお気に入りは「木の中にいるエルフみたいに幸せ」 最上級にもう、たまんないくらい幸せなんでしょう。
タイタニア:田中芳樹(徳間)
すっごい久しぶりに、タイタニアの夢を見た。 タイタニアの新刊が出たと言われて、ブック●フを 延々と彷徨い続ける夢だ(何故)
ずっと忘れていたのに。思い出させるとは酷い。 次の巻で誰が死ぬのか、また思い出したら気になるじゃないか。 アリアバートかイドリスか?
イドリス→アリアバート→ジュスラン→ヒューリック →リディア姫孕む→バルアミー病死(おい)
…そんなふざけた予想を立てたのもはるかな昔話だ。 だけど気になるったら。 本気で続きが読みたいのは「七都市物語」。…無理だな(断言)
昔、よく『火浦功さんよりましだって』といわれたけど…(悩)
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