白日の独白
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狂った人間の必死さって恐ろしいと実感した日。 僕は棄てられてよかったのかもしれない。 或いは。
確からしい所で僕は死ぬ気なんて全くもって更更ないかもしれない。 だからこそ何時でも考えずにはいられないのは可笑しいのだろうか。
運良く拾われただけなのだからいらなくなって捨てられた。 僕には全然力がなかったなんて当たり前過ぎて笑えない。 あーあーあー。
グチグチグチグチと五月蝿い。 あの女は嫌いだよ。 だけど君の事も同じ位大嫌いだ。
僕の部屋に人が入って来る。 僕の部屋から人が出て行く。 また人が入って来る。 そして出て行く。 出た人がもう一度入って出て行く。 中の人を出して別の人を入れる。 繰り返し。 その繰り返し。 狂う。
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