白日の独白
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彼女に「今書いているものをそのまま書いていけばいいよ」と言われた。 2年程前に『あと3年以内に一本の小説を書きたい』と想った。 しかし気付けばリミットまで残り1年となってしまった。 彼女は僕の密かな願望なんて知らないのに「青は小説を書いた方がいい」と言った。 それも「1年以内に」という条件まで付けて。 多分書かなくちゃいけないのだと想う。 それがどういう形であれ。
世界 町 部屋 庭
それを僕は何と呼ぼう
確かに日記という形をとっている。 しかしこれは手紙であるということに気付いた。 勿論ある特定の人へ宛てた正真正銘の手紙。 それが公開されているという矛盾。 恐らく返事を待つことや期待することを放棄したいからだ。
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