夜の空ぷかりと浮かぶ白雲に問いたいことも数々あれど
研修も終われば元の静けさの中に一抹寂しさ残る
英語とも縁がなくなり幾年が経つかと思う午後のひととき
ひときわの暑さが戻りたけなわの作業は続く言葉少なく
カンパリの淡い色など眺めつつ明日の仕事をあれこれ迷う
吾亦紅静かに染まる秋の原想いを馳せる季節になれば
夏疲れ寄せ来る秋の波のよに静かに寄せて返すことなく
海の色深くなりゆくこの頃はいろいろ想うことも多くて
処暑なれば秋へと急ぐ足音を感じながらも仕事を急ぐ
今年また夏の休みを諦める貧乏くじを引いた気分で
新涼の季節に向けてエンジンをかけて仕事の段取りをする
吹き返す風の音だけ響いてる都会の夜の静けさを知る
自転車の速度で進む台風にやきもきしつつ家路を急ぐ
今年また走り続ける人がいて感動のうち幕を閉じたり
星の島暮れ行く空を想いつつページをめくる午後のひととき
漆黒の都会の空を切り裂いて稲妻走る音も立てずに
忘却の彼方より来る壜ひとつドラマの幕は切り落とされる
2002年08月14日(水) |
『DO MY BEST』 |
山もあり谷もあるけどそれなりにベストを尽くし続けることなど
ガラガラの電車で気づく世間ではお盆休みがきていることを
2002年08月12日(月) |
ペルセウルス座流星群 |
藍無限広がる空に糸をひく星に願いを託してみたく
夏の風感じることも絶えた今風情は遠くなること思う
蝉時雨流れる中をいつの間に辿る夢路の贅沢を知る
青焼けの空広がれば南国の海に吹く風恋しくもなる
だんだんと高くなりゆく空の果て小さな秋が生まれておりぬ
今日もまた炎暑の中で淡々と作業している部下の背中よ
夏風邪で欠員出ても何もせず何もできないリーダーがいて
スタッフの契約を切る決断をしてため息が止まらなくなる
雷の激しさを増す夜の空光が走る縦横無尽
神楽など流れる社緑濃くなりゆくことに気づく夏の日
濃紺の日傘を選ぶこだわりは浜トラ着てた昔の想い
満天の空光らせて大輪の花火が競うさま眺めてる
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