究極の選択のよな心地して作業チェック続けておりぬ
突然の指名続きの毎日に翻弄される日々の虚しさ
指名するほどの仕事と思えぬが長いものには巻かれる主義で
気だるさにやる気をなくし病欠の連絡をする朝のひとこま
熱を押し出社するほど忙しくないことの幸感じておりぬ
休日のFMならの音楽を聴きつつ夢とうつつ彷徨う
鼻風邪か花粉症かはわからぬが気だるい気分いつまで続く
承服はいたしかねても世の中は長いものには巻かれるもので
氷雨降り一際寒くなる街を言葉少なく急いで歩く
確実にひとつの時代終わり告げ空席目立つ初場所となる
南では緋寒桜も開花して春が生まれたことを感じる
心・技・体貫くことの難しさ背中で語る綱の引退
寝ては覚め覚めては眠る傍らで雨氷が音を立てて降り行く
既視感を感じてドラマ眺めてる自分の中に葛藤あれば
寒風に負けないようにサルビアの朱が一際鮮やかとなる
目の前を幾つも星が流れ去り眩暈が続く辛いひととき
恒例の査定表など書きながら疑問に思うことは果てなく
あの夏の暑い記憶とともにある穏やかな声今も心に
柔らかな色に心も癒されて冬の茜の穏やかさ知る
理論など知らないうちに覚えてたいつの間にかはしらないけれど
人生の縮図のような心地して友達サイト訪ねて回る
幸せを運んでくれるうたがありもう少しだけ頑張れるかも
花のある風景が好きそんなことふと思い出す夜のひととき
推敲を重ねる刻の奥底に椎名林檎の歌が流れる
ことこととお粥炊く音心地よく今宵七草心を癒す
プロなのかアマチュアなのかわからない仕事始めの午後に戸惑う
正月の休みも今日を残すだけ目覚ましが鳴るあしたが怖い
初春の曇り空など仰ぎつつ本を取り出す満ち足りた刻
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