健やかに茅の輪をくぐる幸思い仕事に励む夏越の夜
新しい音の出逢いに喜びを感じて夏至の夜を過ごして
使い捨てカイロももはや中堅と思えば長い会社人生
木々揺れて風が激しく通る道前途多難と思うひとこま
抜けるよな梅雨の晴れ間の空のよに曇らぬ心持ちたく願う
人材を育てることの難しさ頭痛の種は今日も膨らむ
夢語る人の横顔美しく熱い想いをにじませている
悴む手マークシートに手間取ればきつい冷房恨めしくなる
ボスの顔眺めて今日のお天気は土砂降りかしら晴天かしら
ぽんぽんと交わす言葉の行間に込められている想いもあれば
梅雨入りを待つかのように鮮やかな傘が人待ち顔で並んで
濃密な時間を生きてきた母と子の絆に想いを馳せる
行きつけの本屋の棚を眺めつつ月日の流れふと感じてる
寒色の花ばかり咲く六月の空の青さをふと思う朝
六月の空の青さと反比例自分の気持ち持て余してる
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