ひと月は瞬く間だと思う夜複雑すぎる想いを抱く
細い月都会の空に浮かぶ絵を遠い昔に見たよな記憶
現実の厳しさを知り研鑽を積んで欲しいと思うひとこま
客先の不安を煽るひとことにやりきれなさも感じておりぬ
緩やかな午後のひととき流れ行く音楽の中かの人想う
ぼんやりと流れる時間気にせずに自分と向かう贅沢な刻
相性もあるとは思うことだけど問題意識少しは欲しい
今一度足許正す心地してマニュアルつくる算段をする
ため息もつきたくなるよたびたびの苦情をうける私の立場
パソコンの前で固まる部下ひとり資格だけでは何もできない
秋思することばかりあるこの頃は空の高さがまぶしいばかり
秋麗眺める空の青さにも馴染めぬものを感じる一日
艶やかな桜紅葉に流れ行く時間を想う雨の土曜日
澄み渡る秋の青空うらめしく思えてしまう花粉症かな
薄の穂通過電車の風を受け右に左に激しく揺れる
延々と苦情の言葉舞い降りてつきることなく初日が終わる
大げさに実績を書く技術さえあればいいのか今期の評価
窓の外激しく変わるお天気を眺めて想う人生いろいろ
2003年10月12日(日) |
横浜ジャズプロムナード |
ジャズを聴く季節になれば傍らにその人がいたあの日を想う
いい汗を流す喜び抱きしめて見上げる空は高くなり行く
来し方のことと重なる想いもち語らう未来道筋を見る
傲慢な態度でいつか足許を掬われるとは思わぬものか
穏やかな口調で臨む面談の仮面の下は知らぬが仏
澱のよに降り積もるもの抱きつつ業務支援の依頼を受ける
久しぶり本を開いて一日を過ごす時間の長さを思う
元町の街角に立ちあの頃と変わらぬ秋の風を浴びてる
休養もたまにはいるねそんなこと思えば高い今日の青空
身体からSOSが出るような働き方はしないと決める
いい仕事求めるものはそれぞれと割り切れるならどんなに楽か
限界をよく知る我にふりかかるないものねだり叱責の波
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