閏日に骨休めして明日からに備える午後の陽の穏やかさ
休日はかくありたいと願いつつ本屋をめぐり充電をする
段取りを考えながら夜の窓眺めて過ごす納期間近よ
とりあえず顔を立てるも仕事だと言い聞かせつつ担当を待つ
実は・・またそんな話が降りてきて 納期間近はため息ばかり
待ち人はついに来なくて泥縄の資料を作る夜はこれから
夕富士の青いさまなど眺めつつ駅まで急ぐ北風の中
雨風の音に消されるジャズの音 明日は晴れてくれるといいね
そしてまた君の笑顔が見られたね あれから過ぎた日々など思う
この先に何があるかはわからぬが ゴール間近の集中モード
早咲きの桜が告げる確実に春は来てるよ もうすぐ来るよ
駆け引きも仕事のうちと思いつつあの手この手で説得をする
春浅い宵に似合いの曲選び今宵は彼のピアノを聴こう
時流れふたたび出会う大学の名前に思うあの日この時
今年こそひどくならずにすむように ひそかに願い甜茶求める
千の風 まとめて今日は吹いている 春一番は激しさ増して
問題に頭が痛い午後となる十三日の金曜日かな
進捗を数字で計りまずまずと答えを出して帰りを急ぐ
週中の休みに少し息をつく今年は少し余裕の私
謎かけとわからぬ人に謎かけて歯軋りしてる光景浮かぶ
複雑な気持ちで見てるこの数字 早くも来たか 花粉の季節
転機来る星の知らせを受け止めて 自分の夢をしかと見つめる
壮大なスケールのある歌声に包み込まれて涙のアリア
これはまあ、聞かせるための電話だよ 背中で語るあの日のよう
春浅いそんな季節の中にある光の春と呼べる確かさ
限りなく歌の力を感じてる天より高いその人の声
節分の夜の静けさを破るように豆まきの声響く街角
曇り行く硝子に伝うひとしずく結露か雨かわからぬままに
如月は花と雪とが入り混じり春へと向かうそんな月かも
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