帰国してその後,骨折したり,体調を崩したり,いろいろあった.
名古屋の病院でカウンセリングやグループ治療を受け,それはそれで効果を上げていたけれど,劇的に効くということはない.
6月,名古屋までの道のりが遠くなり,車で移動するようになった. 7月,結局一度しか病院に足を向けることが出来ず,近所の病院に行くことにした. 当分良くなる見込みはなかったので,32条の登録も名古屋から岐阜に変更の申請を出した.
8月半ば,ギターの雑誌をやっと見つけ,あるイベントを見つけた. そこで出会った人達はすてきな方ばかり. 岐阜在住のギター愛好家ともお知り合いになり,先生も見つけた.
今日の診察で,調子の良いことを報告. 先生にも,どうしてそんなによくなったの?と聞かれる. ギターを通じて,普段の人間関係をこえるものを得たこと,と答える.
最近,もう名古屋には戻らなくていいかなと感じている. 調子いいし,調子を整える生活基盤を身の回りに作ることが出来たからだ. そして,調子が悪くなる出来事があるとしたら,その時にはやはり名古屋までは出ていかれないから.
現在の生活は,まだ健康な普通の人の生活とは異なる. 睡眠は10時間は要するし,食事にも気を使う. ストレス要因は排除しなければならないし,気分のいいことを続けるためにばかみたいなお金がかかる.
けれども,すこしずつお金を手にする手段を身に付け始めた. 苦手だと思っていた接客業も,やってみて良かった. 家庭教師も接客業の一種. わたしは特別勉強ができるわけではないから,わたしにしかできない教え方をしようと,努力している.
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