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■ 野菜を描く
父の誕生日。Googleのトップページに7個のケーキが描かれていて、あらここでもお祝いしてくれているのかしらと思ったが、違った(あたりまえ)。 ちょっと思うところがあり、きちんと贈り物をしたいと思っていた。そのわりに準備がいまひとつであった。買い物は好きな店でしたい。 とりあえず、父の好きなカレーせんべいを買い、パッケージに直接お誕生日メッセージを書いておくり、ひとまずつなぎとすることにした。小学生だってもっとまともなプレゼントをするだろう、という代物である。
まず、お誕生日おめでとう云々の一文をしたためた。 次に、文字だけではさみしいような気がしたので、お花を描くことにした。ついでに、とらねこの絵も描いてみた。 そして父といえば畑、と思い立ち、大根を描いた。まず根っこ部分を描き、上に葉っぱをくっつけた。のだが、根っこはともかく、葉っぱがなかなか難しい。なんといっても、黒いサインペン一色で全てを表現しなくてはならない。日常には、色でごまかされている部分がきっと多くあるだろうと思った(大げさ)。葉っぱのはずが細いわかめがくっついているみたいに見える。もっと、ギザギザと、豊かに茂る葉っぱを表現したい。 葉っぱはあきらめて、根っこ方面を充実させることにした。短所を克服するのではなく、長所(かどうかはわからねど)を伸ばす作戦だ。根っこに短いひげを生やしてみたら、なんとなくそれらしくなった。 畑を愛する父だから、大根以外にももっと何か野菜を描こうと思った。せっかくだから季節感あふれるものがいい。というわけでさつまいもを描くことにした。さつまいもなら簡単だ。ややカーブしたアーモンド形を描く。そして、何といっても欠かせないのはひげ。 ……なんだか、大根の根っこ部分と同じ質感だ。 墓穴を掘らないようにこれでやめる。
毎週、生協に食品をお願いしているのだが、りー氏にもチラシを見せて、食べたいものの絵を描かせている。絵で注文の意志は表明されるのだ。 それで今回、改めて自ら食べ物の絵を描いてみた結果、あの方はやはりなんだかんだ言ってかなり絵がうまいということがわかった。むかつく。
2005年09月27日(火)
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