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2002年04月12日(金) ■ |
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「縁側」 |
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「扇風機の ぬるい風 うすい カルピスの味 理科の問題を 解いてる 田舎の夏休み
妹が隣りの 部屋で やたらと 騒いでる 誰かがホームランか 二塁打を打ったのかな」
こなかりゆ「縁側」 アルバム「riyu's album」収録 から
父の実家が山形にある。 町の中だが、少し歩けばすぐ 草むらで木造の駅で山道で川がジャージャーだ。
田舎の夏休み、といえば想像されるものを どれぐらいの子ども達が体験するんだろう。
虫取り網や西瓜 底の見えないトイレ だたっぴろい畳の部屋の、むかしばなしの匂い。 あっちこっちが少し怖くて、楽しいけれど 孤独だった夏休み
冬には 一階ぶんの高さまで雪が積もって 子ども達は2回の窓から雪の地面にとびこんだ。 近所の子たちは「はやく、はやく」と呼びつつも 「都会の子にはできないだろう」と 思ってただろうけど
僕は目をつぶって飛んだんだ。
こなかりゆ・・・テレビなど表立ったメディアに現れることは少ないが 現代のきら星のごとし異才をはなつシンガー。 詞にしても曲にしても、ふにゃふにゃしてかわいいものばかりだが なにか飛びこえたような作品を書くひと。 インディーズ時代のデビューアルバム「HICCUPS」は 知る人ぞ知るメデスキ・マーチン&ウッドがバックを固めた。 個人的選択代表曲に 「BULLSHIT」「赤ちゃん火星に行く」「犬の気持ち」 「私の傑作」「エバンストンの夏」などなど。
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