妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2002年08月24日(土) |
『ホビットの冒険・下』(小) |
PS2を買って、すっかりなんちゃってゲーマーになってます。 多分、あと一週間もしないうちに飽きるとは思うのですが…。 テレビゲームが長続きしたためしがない。
【J・R・R・トールキン 訳:瀬田貞二 岩波書店】
『指輪物語』の方が有名ではありますが、これも充分に面白かったです。 どうせなら、子どもの時分に読んでおきたかったものです。
ビルボが、本当に愛すべきキャラだと思います。 正直で鈍重で時には勇敢で。 だけど、中年。 ホビットの寿命が長いから、それでも若い方なのかもしれませんが、ファンタジーの主人公としては異例です。 中年だけど、なんだか、可愛い。 ホビットは小人だから、ことあるごとに誰かに抱えて走られている様とかが、映画版のフロドのようで。
映画を観ていると、しょうもない叔父さんのビルボですが、これを読むとビルボの見方が変わります。 また、観たいなぁ。続きも早く観たいです。
素敵な冒険物語でした。 久しぶりによい小説を読んだ気分です。
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