妄言読書日記
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※ネタバレしています
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2002年09月03日(火) 『Heaven?4』『昴10』(漫)『冬に来た依頼人』(小)

【佐々木倫子 小学館ビッグスピリッツコミックス】

帯「佐々木倫子は漫画のひとつのジャンルである!!」
なんとも、大袈裟な言い方ですが、どこにも分類できないのもまた事実。
佐々木倫子に大袈裟さは不似合いですが、ギャグというには覇気が無く、○○物と言うには真剣みが薄い、佐々木作品はそういう言い方もあるのかもしれません。

前々から思っていたのですが、佐々木倫子はミステリーの素養があると思います。話の作り方が、他愛無いようでいて周到。
このシリーズは特にそう思います。
しかし、そんなことよりなんとなく笑っちゃう雰囲気が好きです。

オーナー全開で、伊賀くん影が薄かったです…。主役は・・・
でも、薄いなりに五感覚醒。
そして、札幌雪祭り。
嬉しい。やっぱり佐々木倫子は好き。
ほっかいどーをわかってらっしゃる。

+++++++++
【曽田正人 小学館ビッグコミックス】

凄い

他にコメントしようも無い。毎回ただただ先が気になるだけ。
ああ、もう10巻まできているなんて。そんな感じが全然しない。
続き続き〜

+++++++++
【五條瑛 詳伝社文庫】

うれしありがたし、400円文庫。
お手軽ページ数がよい。昨今の長編ブームはいただけない。読後達成感はあるが、読み易い長さにまとめるのもまた力量だと思う。

いきなり無粋な感想ですが、檜林×桜庭ですね(断定かい)
無粋というか不躾。
そればっかり考えてました。
いや話もちゃんと読みました。
でも、そっちが気になってました。
だって、だってなんだもん!!
間違いないです。シリーズじゃないのが惜しいくらいです。でも、なんでもシリーズじゃない方がいいのかもしれません。

内容は「愛が絡んだ仕事ほどやっかいなものはない」っていう帯のままです。
重過ぎないのがよいです。軽薄ってことじゃないですよ。
キリエという美少女が面白いキャラクターだと思います。
美少女って言うと清楚な感じをイメージされそうですが、違いますよ。

しかし、そんなことより檜林と桜庭ですね。

あとは嫌がらせに檜林がかけたCDに、桜庭が「うちの事務所には、モーニング娘禁止令が出ているんだ」と言ったのが、可笑しかったです。
アンチ娘。の友人に是非読ませたい。



蒼子 |MAILHomePage

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