妄言読書日記
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2010年05月27日(木) 『神様のカルテ』(小)

【夏川草介 小学館】

長野県の病院を舞台にした小説・・・というとなんか違う気がしますが、海堂尊と森見登美彦の中間みたいな感じです。
作者は実際に長野で地域医療に従事してるみたいですが、がっつり地域医療小説というわけではなく、あくまで主人公がその職業についている、というにとどめているところがいいですね。
医療物のヘビーさは薄くて、キャラたちはみんななんだか飄々としていて、爽やかな感動があります。
実際、大変な現場知ってるだろうにこんな爽やかに書き上げられるとは。
二作目も楽しみに。



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