妄言読書日記
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2010年10月27日(水) 『軍師二人』(小)

【司馬遼太郎 講談社文庫】

久しぶりにしばりょうを読んだなぁ。
戦国時代を題材にした短編集ですが、前半の3篇は読んだのが2〜3年前なので記憶がないです。
読むと片っ端から忘れるたちなので。
そんなわけで、覚えてるところだけ…。
女が絡む話しはいまいちだな、という印象。

「雨おんな」
この時代の感覚だとそうなのかもしれないが、どっちの男にもあまり魅力を感じず。

「一夜官女」
しばりょう的ロマンチックなんだろうなぁ。

「侍大将の胸毛」
上に同じ。

「割って、城を」
古田織部の話し。織部といえば『へうげもの』ですが、こちらの織部の方がしっくりくるなぁ。
自分で価値を作り上げていく傲慢さとか。

「軍師二人」
後藤又兵衛と真田幸村。西軍についちゃったばっかりにねぇ・・・としみじみ思う。立てるべき主君がいないのは不幸だなぁ。
私が関ヶ原以降があまり好きじゃないのは、西軍があまりにダメだからだと思う。



蒼子 |MAILHomePage

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