妄言読書日記
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2010年12月26日(日) 『アリアドネの弾丸』(小)

【海堂尊 宝島社】

田口&白鳥シリーズ。
前作の『イノセント・ゲリラの祝祭』が会議ばっかりだったせいか、ミステリーじゃないと言われ続けたせいか、東城大で殺人事件が。
今回は、医療問題薄めです。
ミステリー書くぞという意気込みはひしひしと伝わってきたのですが、トリックありきで書いているなぁと。
友野くんの方はともかくとして、北山のほうはなんでそんな危険な場所でそんな手間かけて殺さないといけないの、という部分がすっぽり抜けてる。
別に病院長室でもよいわけで。
MRIを使ったトリックがやりたかっただけ、と言われても仕方ないですね。

田口先生の活躍が少なくて残念だなー。
白鳥が出てくるととたんに田口先生がかすむんだよな。
でも白鳥出てこないとつまらないし。
二人ともが活躍できるように上手くやってほしいです。



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