妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2011年06月20日(月) |
『NO.6 9』(小) |
【あさのあつこ 講談社YA!ENTERTAINMENT】
まさかもう完結とは思わず。 なんとなく拍子抜けした。 ちょっと駆け足すぎないかな、と思いましたが、こんなものかな。
あさの作品の大人の頼りなさや存在感の薄さはいつも通りだけれど、まさか、火藍との再会シーンまで削られるとは。 あさの先生すげぇな。徹底してるよ。 紫苑が、帰りたい場所として思い浮かべるのももはや母親のいるところではなくネズミと過ごした場所だというのも徹底しているし。 そんな中、力河は大人キャラとしてがんばった方だよな。 BLにカテゴライズされかれない内容だったけど、私としてはだから何?という感じ。 別にいいじゃない。 『BANANAFISF』みたいなもんだよ。
もう少し、紫苑がNO.6のあとに作りたい世界がどんななのか具体的に見えるとよかったなぁと思いました。
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