妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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【須賀しのぶ 角川書店】
女郎物ですが、舞台はハルビン。 しかも売られたわけじゃなくて、自分で海を越えて行っちゃった少女フミの物語。 須賀ヒロインはみんな本当に強くて逞しい。でも同じくらいもろいところもあり、そのもろい部分は隠して生きていく姿が時々辛い。 一緒に売られてきた、タエとの友情や、決して優しくはない姉さん達までもがかっこいい。 かっこいいだけに悲しい。 須賀ヒロインは絶対相手に頼らないから、たまには頼りなよ!と言いたくなる。
ヒロインとはまた別に、黒谷や山村もかっこいいです。
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