妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2011年10月08日(土) |
『恋文の技術』『郵便少年』(小) |
【森見登美彦 ポプラ文庫】
大学院生・守田がひたすら送り続ける書簡小説。 他の書簡小説と違うのは、返信が書かれていなくて、ただただずっと守田の書く手紙だけが続く。 もくじ見るとわかるとおり、送り相手は友人だったり妹だったり先輩だったり。 いつもの森見節。 でも初期の頃より、テンション落ちてきてる気がするのは、結婚したから? しかし片思いが迷走してるのはいつも通り。
守田サイドの手紙で終始しているのにそれでも状況がわかるし、最後はやっぱりちょっと感動的なような気がする。 モリミーの小説の技術はどんどん向上しているなぁ。
++++++++ 【森見登美彦 角川ほっと文庫】
入浴剤とセットになった謎なシリーズ、森見編。 入浴剤はまだ使っていないのでなんですが、内容は『恋文の技術』に続いて、再び手紙に関する短編。 郵便に興味を持つ少年が主人公で、さらっと爽やかに切ない話し。 ヒサコさんって、恋文〜のヒサコさんかと思ったら違った。
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