妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
目次前のページ次のページ


2012年01月05日(木) 『忍び秘伝』(小)

【乾録郎 朝日新聞社】

『忍び外伝』の続編というわけではなく、今回は武田と諏訪の因果を絡めつつ、今回も一応伊賀忍者。
時代小説というか伝奇物なのは変わらず、外伝よりちょっと血なまぐさく、複雑になったかな。
武田軍師、山本勘助が外法を使う不気味な人物。川中島では死んでいないという設定で、最後まで読むと正体が。
相変わらず夢と現が入り混じって、今回は時間も関わりわかりにくいかも。

主人公の小梅の幼馴染、山茶花と桔梗の使い方がいまいちな印象。
今までの作品から比べると登場人物が増えて、使い切れてないかなぁと。

ラスト小梅の子が佐助ってところで、ちょっと感動。



蒼子 |MAILHomePage

My追加