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2011年09月07日(水) 内容的には負けていた――ウズベキスタン戦

前回の当コラムにて筆者が予言したとおり、W杯アジア3次予選第2試合を戦ったサッカー日本代表は、ウズベキスタンに大苦戦。結果、幸運にもドローに持ち込み、勝ち点1をゲットした。

厳しいアウエーで勝ち点1は悪くない、という評価もある。だが、いくらアウエーであろうと、格下相手に大苦戦のうえ、しかも、内容的には負けに近かった。日本代表には猛省を望む。

この試合の先発メンバーは以下のとおり。
GK:川島永嗣
DF:駒野友一(左SB)、 ⇒槙野智章(同)、 内田篤人(右SB)、今野泰幸(CB)、吉田麻也(CB)、
MF:遠藤保仁、 岡崎慎司、香川真司、長谷部誠、阿部勇樹⇒清武弘嗣
FW:李忠成 ⇒ハーフナー・マイク

阿部がアンカーに入り、長谷部がトップ下、遠藤も前目で長谷部と流動的な位置関係をとることを目論んだようだ。ところが、前半8分にジェパロフに先取点を奪われ、日本は一気にピンチとなる。前半はウズベキスタンの圧力に屈し、攻撃の形がつくれないまま。前半終了間際、相手の裏をとったFW李が決定的チャンスを得たが、シュートはポストを直撃。

前半は、阿部のアンカーが攻撃にも守備にも機能しなかった。そもそも、この布陣はザッケローニ監督が代表戦で初めて採用したもの。親善試合でもやったことのないシステムを、アウエーの本番で採用するというのはいかがなものか。

というのも、ホーム・ウズベキスタンは、最初から飛ばし気味て、日本に強い圧力をかけてきた。日本ボールを奪ってのカウンターから、スピードに乗ったサイドの上がりを基点とし、日本が守備の体制をとりきれないうちにゴール前で勝負しようという意図で一貫していた。コンディションは明らかにウズベキスタンのほうが良い。さらに、芝の状態も、日本のパスサッカーには不向きのように(テレビでは)見えた。

大雑把に言えば、この試合で“いいサッカー”をしたのは日本ではなく、ウズベキスタンのほう。速いサイド攻撃、速いカウンター、厳しいプレスと相手ボールを奪う積極性・・・いわば、モダンサッカーをやったのがウズベキスタンで、その応対に終始したのが日本ということになる。GK川島の奇跡的セーブがなければ、日本は3失点していてもおかしくなかった。

筆者は、日本代表がこの試合を迎える直前、�“�車(本田)・角(長友)抜き、�∋邱腓暴个討い覆ここ袷半圭検↓�アジア杯以降、アウエー試合未経験――という、日本の3つの不安について、当コラムで指摘しておいた。そして、この3つの不安がそのまま、この試合の苦戦に反映してしまった。

�,浪�我という想定外のトラブルかもしれないが、本田、長友といったレギュラーと控え選手の実力の差は、代表の選手層の薄さという問題に直結する。�△了邱腓暴个討い覆ぁ塀个覽_颪両�ない)海外組の招集についても、選手層の薄さに帰結する。

もちろん、決定力不足という日本代表が長年抱えている不安も解消されていないが、それよりも、��のように、ザッケローニ監督とそれを支える協会が、実務的対応で解消できる問題を放置しておいた責任は残る。

問題は積み残されたままだが、日本は3次予選の最大の難関をなんとか通過できた。敗戦という最悪の結果だけは回避できた。この先、この試合以上の試練はやってこない可能性のほうが高い。つまり、日本が3次予選を突破できる可能性は高まった。

しかし、ここまでの北朝鮮戦、ウズベキスタン戦をみた日本のライバルたちは、日本がアジアで頭一つ抜け出た実力を持っているとは、思わないだろう。むしろ、日本は勝てない相手ではないと、ライバルは感じ始めたのではないか。引いて守るより、強い圧力に日本は弱いのではないか、と感じているかもしれない。日本が歩むブラジルへの道は、けして平坦とは言えない。


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