人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2003年01月17日(金) 男の影がちらつく母子家庭

保健師探偵もしくはPHN探偵でいいので、是非、火サスか土ワイあたりで。

時々、知らなくてよかった事実まで知ってしまうことがあって、びっくりしょんぼりぼんやりしてしまうことがある。それは、本当は知ってよかったのかもしれない事実と、全然知らないままのほうがよかった事実と、色々あるのだけれど。

乳幼児虐待なんかは発見できてよかったと思うのだけれど、ドメスティックバイオレンスが厄介な昨今。大抵妻が夫に暴力ふるわれているわけだけど、それを問題として捉えていない女性がけっこういて。
「私が悪いから殴られるんです」なんて真面目に言われた日には、悲しくなってしまう。
そりゃ、浮気しちゃったとか、生活費をブランド物やパチンコにつぎ込んじゃったとか、そういうことがあって暴力的になったのであれば何とも言えないのだけれど、風呂がぬるいだの子どもが泣いてるのがうるさいだの、それだけの理由で連れを殴るか、普通?

しかし、それらではなく、母子家庭とか生活保護受給家庭で男の影を見つけてしまったときのほうが複雑。その男が金がないならいいんだけど、それなりに収入あってその家にお金入れて一緒に住んでいたりするとちと困る。
だって、正しき道は同僚である生保ワーカーさんにその事実をお伝えすることなんだけど。婚姻関係にないから、いつその男と別れるか分からないからさあ・・・お金ないと母子ともに困っちゃうでしょ? だから私たち保健師たちは、じっと黙ってる。

私も、そういう秘密をそっと胸のうちに。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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