人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2003年02月04日(火) 年上男性の狡猾な罠

まさか、あなたが結婚していただなんて…状態。

役所の人で、ちょっと素敵な人がいた。年の頃は30代前半といったところだろうか。やさしげで、たおやかで、めがねがよく似合う人だった。だけど。
結婚していた。お子さんもいた。同僚の話では、20代の半ばでさっさか結婚したそうな。やっぱり、素敵な人はすぐに売り切れちまう。

うちの父は、我が彼のことを「悪い男」と評した。年端も行かぬ子ども(とはいっても、当時22歳)に、離婚歴のことを話し、親権を元嫁とられたことを話した。それを、「ずるいこと」だと、「アンフェアなこと」だと言った。同情で付き合っているのではないのかともいわれたが、すでに同情だけで付き合える期間は過ぎてしまっている。
それに、恋愛にフェアもアンフェアも何もないと思うのだが、娘のことを大事に思う父としては、それはとても許しがたい行為であったようだ。

だったらなんだ、父よ、彼はそれを黙って私と付き合っていればよかったというのか?

そんな大事なことを彼が黙っていたと知ったら、それはそれで怒り狂うだろうに、告げてあったらあったで怒るなんて、なんて理不尽な。

聞かれたから、元嫁さんが彼より7つ年下だったことを言ったら、それはそれで今度は「若い女が好きなんだな」と締めくくられるし。男って言うのは、結構な割合の人が年下好きなんじゃないのか? 父よ、あなただって現に4つ年下の女性をめとっているじゃないのさ。

親心も察する。心配する気持ちも分かる。だけど、早く別れてほしいのが本音だと言われても、今の私にはそれに応えることができない。私の気持ちは私のものだと、何度伝えればいいのだろう?
理解してほしいだなんて、そんなこと求めたりしない。祝福してほしいだんて、そんな大それたこと言ったりしない。

だけど。
私に彼の死を願わせるような、そんなところに追い込まないで。
愛する人を死という形で失うそのつらさを知っていても、それが生あるうちにいつかは癒されることを知っているからこそ、私が、彼を永遠に失いたいと思うところまで、追い詰めないで。
そんな贅沢で残酷なこと、考えさせないで。
アンフェアな恋愛だと、彼を攻めたりしないで。

私は親に、「ごめんなさい」と謝るような恋愛はしていないんだから。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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