人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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別に自宅にあってもいいと思うけど、と思うのは私だけなのかもしれない。
大阪帰省中、夫が使っていた部屋の、空いた押入れで、うちの小さな生き物がかくれんぼをしていた。うちの小さな生き物の言う「まあだだよって聞いて」の正しい訳は、「もういいかいと言って」。つき合わされ、ふと押入れの隅に冊子の山を見つけた。エロ本と、写真アルバム。
写真アルバムは、夫と、前妻の、新婚旅行の、写真。夫の筆跡ではない字でコメントの描かれた紙が挟まっていたり、にこやかに笑う前妻のしあわせそうな顔は、別に嫉妬するべきものではなかった。前妻がいたこともひっくるめて夫の過去であり、その過去をも知った上で一緒になったわけなのだが。
夫があえて持ってこなかったのならば、私には何も言う権利はない。夫が捨てたのか、夫が隠したのか、夫が忘れたいのか、どんな過去であったのかは私には分からないが、置いていったものを私がとやかく言っても仕方がない。
ところで、このエロ本の束の中に今、プレミアがついてオークション等で高額なっているようなものはないのかね?と一瞬思った私は、守銭奴なのか?
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