15's eyes
- 2003年01月12日(日) 潔さ
Nちゃんと食事をした。
Nちゃんは高校の友で、大好きな私の友達。
私とは職種が違うけれど、
仕事という生き甲斐をもちつつも、
自分の気持ちに正直に生きている、
とても素敵な私の友達。
土曜日の深夜にNちゃんが手がけていた、
研究発表が終わって一段落したとのことで、メールが届いた。
私、どっちも振ってしまった。
どうしてこうなのかな…
そういうメールだった。
Nちゃんは二人の男の人から、交際を求められていた。
友達として思うけれど、
Nちゃんみたいに自分の時間をきちんと持っていて、
仕事も一生懸命やっていて、かわいい女の子を
男の人が放っておくわけがない。
だから、やっぱり働き始めてからNちゃんはモテている。
私も自分自身のことで、
またしてもぐるぐる悩んでいたので、
これは会うしかないでしょうと思って、
私たちは夕方から会った。
結局Nちゃんは、自分がそこまで好きじゃなかったから、
つきあえないと思ったのと、淡々と話していたけれど、
私はNちゃんはスゴイナーと思った。
Nちゃんが出した結論は、
当たり前すぎるくらい、正しいのだけれど、
バックグラウンドとルックスを取り上げてみても、
その男の人たちは、もったいないに値する人たちだったからだ。
それだけでつきあえないのはもっともな話だけれど、
そんな人たちに誘われても、優しくされても、
ふらふらっとなびかずに、
自分の気持ちを大切にしてさくっと断れるNちゃんを尊敬した。
やっぱり迷いの多い20代後半。
「この人とつきあわなくって次あるかな…」
なんて考えてしまう人もいるはずだから。
そして、さくっと断ってあげると、
相手も次に進みやすい。
そのうちの一人は
既に去年もNちゃんに一度振られている人だけれど、
そのNちゃんの潔さがきっと
余計にNちゃんの株を上げたとしか思えない。
「私ひどいよねー」
なんて言って軽くため息をついたNちゃん、
私はそんなあなたが、友達として誇りです。