15's eyes
- 2003年04月22日(火) 未経験
このやたらと忙しい4月にかぜをひいたみたい…
土曜日の夜ぐらいから、寒気とか、鼻水とか、
風邪の予兆みたいなものが出てきていたんだけど、
今日から本格的になったみたい。
まいった…
今、家庭訪問の真っ最中であることと、
4月の黄金期に学級のルールを仕上げなければいけないので、
ぜったい休めない。
はー
なんとか今夜のうちに復活しなくちゃ。
今日は明日の準備も早々に切り上げて、
帰ってきた。
ところで
もしも自分の人生のすごろくのなかで、
違う道を歩んでいたら…
ということを考えたりしない?
私が今受け持っている子達の保護者には、
私と同じ年ぐらいの保護者もいる。
私がいま、どんなにがんばっても、
私の年齢で、
その年齢の子を実の子として育てることは、
もう、不可能。
もちろん、それぞれの道。
私がその年齢で培ってきた仕事や恋愛やその他の経験は、
その保護者にはきっとないのだ。
これは比べることはできないし、
比べるなんて変な話なんだけど。
でも、ふと考えたりする。
私は、今自分の子を持つなんて、ムリだ。
きっと今の自分の置かれてる状況じゃぁ
子どもいたら困るなーと思う日々だと思う。
けれど、
ただ、単純に、
私と似たような年齢の保護者が、
子育てを経験しているというのを
目の当たりにして、
話を聞いていて、
すごいなぁと思う。
たとえ、それがどんなにいかれた子育てであろうとも
だって、こどもができるってさ。
親だって、こどもだって、お互いを選べないじゃない?
お互いをありのままに受け入れることだよ?
それって人生の中で究極の受け身だよね。
私にはまだ、おなかに10ヶ月も子どもがいたこともないし、
毎日自分がどんなコンディションの中にあろうとも、
子どもと共に過ごすなんていう環境を経験していないんだから。
この、親と子の究極の受け身というかたち
をとりあえずでも乗り越えた人々を単純にすごいなぁと思う。
そう思うとね。
自分がこの年までにやってきたことには、
なんの後悔も持っていないよ。
なんとか生きてこられたから、
総じてこれで良かったのだと思う。
でも、
自分が女として経験していないことを未だにやっていない
っていうのは、ちょっともったいなかったかな?
とも思ったりもする。
いや、真剣に早くに子どもを生んどきゃよかったなんて、
あせったり悩んだりはしていないんだけどね。
若い時期に出産を経験してこそ、
子どもを通して、もっと違う、
新しい自分がいたかもな〜と
ふと、ないものねだりで思っちゃったりするのだ。
私がまいにちいっぱいいっぱいで生きてきたから、
こどもができなかっただけの話なんだけどさ。
人生のすごろくは続く。
結局わたしは
若い時期の出産をすることはできなかったんだけれど、
きっとこのさき、
いくつか年を重ねた頃に、
きっと経験するのだろう。
ま。
できるのは、願望なんだけどさ。
そのときの自分にしかできない経験をしたいなぁと
ふと思った。