15's eyes
- 2003年04月25日(金) 肩書き
今日も夜まで仕事だった。
打ち合わせで話題になって印象に残った話なんだけど。
人の個性というものは、
集団の中にいるからこそみつけられるものだと言った人がいた。
なるほど
なるほど
今まであんまりそんなこと考えなかったけれど、
たとえば人間が一人ぼっちでいたとしたら、
その人には極端な話、名前も必要ないのだ。
個性、個性っていうけれど、
集団のなかに埋もれているからこそ、
みつけられるものなんだよね。
なっとく
…で、この話とは直接結びつかない話かもしれないんだけど、
最近、ちょっと
いや、ずっと気になっていたことがあって。
私もそうなんだけど、
誰かに私ではない誰かの話をするときって、
みんなどうやってそのひとのことを言うんだろうね。
○子ちゃんとか、
■くんとか、
名前で話すればたいして気にならないんだけど、
名前をださずに、話をするときってあるでしょう?
たとえば、友達と話をしていて、
その友達が私が話したい人のことを知らないときって、
わざわざ名前を言わないで「同期の人がね」
とか、「先輩がね。」とか。
ま。
それぐらいはよくある話なんだけどね。
「■■に勤めてる友達がね」とか、
「友達の彼で△△に勤めてるひとなんだけど」
「××歳のひとなんだけど」
っていう言葉もよく日常会話に飛び出すじゃない?
私もついつい言ってしまうんだけど。
あれってどうなんだろうね。
私はつい最近、
久しぶりに出かけた仕事つながりのかったるい食事会や
結婚式で、久しぶりに自分の肩書きを他人に話されて、
へー一言でいうと私ってそんなやつなんだな
と思った。
あ。
決して不快になったわけじゃなくて、
しばらくパーソナルな紹介みたいなこと
まともにされたことなかったからさー
なるほどーそうかーと思ったの。
わたしは、
「先生をやってる15さん。」
ということだった。
ま。
あたりだよな。
あと、「◎◎に勤めてる◇歳の▼▼さん」を紹介された。
やっぱり仕事と年齢はどんな人に言っても、
とりあえず確実な情報だからね。
「親切な●さん」って紹介されても、
相手によっては、「えーあのひとは親切じゃないもん」って
思う人もいるからね。
でも、どっちかというとプライベートな紹介の時は、
職業とか年齢とかよりもよりパーソナルな紹介のほうが、
やわらかい感じがするなーと思う。
だって、結局仕事とか年齢とかで紹介されちゃったら、
いつまでたってもたいした知り合いじゃなかったら、
「◎◎に勤めてる人」ってしか呼ばれないでしょう。
私の父なんか、私のお友達たちと晩ご飯まで一緒に食べるほど
仲良しなくせに「□に住んでる人」とか、「●●やってる人」
とかって言うんだよー
情けない…
や。
名誉のために書いておくが、
仕事上は彼は違うみたいなんだけど、
娘としてはやっぱり情けない。
名前くらい覚えてくれよ。
うん、まぁ、
自分の名前の上にくっつけて、
職業とか年齢とかの情報をつけるのって、
決して悪くはないと思うんだけどね。
結局、その人が、
その職業やその年齢の集団に属していると言うことなんだから、
間違ってはいないんだけどさ。
もう少し、プラスαでその人がうれしくなるような
個性を引き出す紹介ができたら素敵だよね。
難しいけどね。
今書いてて思ったんだけど、
素敵な紹介か…
わたしだったらなにかなー
う。
すぐに書けないところがつらい。