15's eyes
- 2003年08月01日(金) 天敵
 
さすがに大学生になってまで保護者が教育方針に
しゃしゃり出てくるということはないと思うけど、
年齢が下がれば下がるほど、
先生と対子どもというよりは、
先生と対保護者という意見のすれ違いによるモメ事というのは
増えると思う。
まったく
いくつ解決しても、
こればかりはもぐらたたきのように起こっちゃうのだ。
学校の天敵のようなおうちの人は必ず毎年出現するのだ。
まぁ、いろんな人間がいるんだから、
あたりまえか。
2日がかりで、話し合いをして、
とりあえずもめ事は沈静化した。
私も反省するとこがみつかって、
よかった。
ただ。
ただねー
教育ってさ
一朝一夕で結果なんてでないじゃない?
1ヶ月で30点アップ!
とかいう塾とか教材とは違うじゃない?
いわゆる心の教育みたいなものはさ。
学校って、とりあえず病んでない人間が通っていても
個性を認めつつも、
ある程度の社会性を身につける
性格矯正所といっても過言じゃない。
こう書いちゃうと、かなり画一的な公立の学校像が
浮かび上がっても困るんだけど。
たとえばさ。
ある子が乱暴者だったとして、
それがぴたりと乱暴をやめるわけなんてないじゃない?
乱暴をはたらく根底をみつけてとりのぞいてやんなきゃ
いけないわけだし。
たとえばさ。
じっと座っていられない子がいるとするじゃない?
それが急に座ることができるわけなんてないじゃない?
大人だってそうでしょう?
タバコだって、
お酒だって、
ギャンブルだって、
遊びだって、
なんだってぴたりとその行為を絶つことができる
人なんてほんのひとにぎりじゃない?
くりかえしくりかえし
ゆっくりゆっくりゆっくり
時間かけすぎて悪いこともあるけれど、
時間かけずに、
子どもの思いも無視して
押さえ込めちゃうことほど
悪いことはナイという気がするんだけどね。
どうして、
早くに結果を求める人がこんなにも多いんだろう?
成長促進剤でも打ちたいんですか?
私は、教育の中で短期間の中で
「シロ」か「クロ」だけという
はっきりとした結果をこのたび求められた。
求められて?
善処すると言った。
だって、それはムリですと言える立場ではないから。
だって、給料もらってる。
「あんたはそれで食べてるんだから。」
5年前に先輩に言われた言葉を思い出した。
やってやるわよ。
でも、
おうちの人のためじゃない。
こどもと私のためだ。
こどものためによい結果を出すしかない。