15's eyes
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2003年11月16日(日) 本の話と人のこといろいろ

今日から読み始めた
安野モヨコ「美人画報ワンダー」
おおたうにの「うにっき」といい、
私はこういう本も好き。

人の日常をくだいて書いてあるモノは、
リアル感があって好き。

書店で隣に並んでいたのは、
酒井順子の「負け犬の遠吠え」
買わなかったけど、今話題らしいよね。

本によると、
30代、独身、子ナシは、女の負け組という定義。
既婚、子アリは勝ち組なんですって。

結婚しましょうという気分にさせられそうになるって
誰かが言っていた。

まぁ、私は勝ちでも負けでもどっちでもいいや。
シアワセになれたらそれでいいや。

それにしてもどうして、
勝ち組とか負け組とか、
2極化にしたがるんだろう。

人は比較によって自分のレベルや、
シアワセの基準を求めがちだから、
こういう比較しやすい2択をつくりたがるのかな。


2大政党制といい、
比べやすいからって、
なんでも2つにしちゃうのはよくないぞう。

その2つが選ぶべき良質なものかどうか問わないうちに、
選択肢をつくるのはよくないって。

…なんてテストつくってる身としては、
思う。


昨日のつづき。
Tちゃんは結局、
相手の人がその人の上司に説得されて、
「子どもを選ぶから」という理由で別れたらしい。

いつかは結論が出るのだろうと思ってはいても、
それがあまりにも急だと人は調子が狂う。

それはTちゃんにとってもまさに急展開だったようだ。


「なんか疲れた」と電話で言っていた。
「結局男なんてそんなものよね。でも地味にショック。」
とつぶやいていた。


なにせ、あまりにもきれいなせいか、
今まで男がとぎれたこともなく、
初めてフラレたんだから、
ショックだよなぁ…


しかもきっと、
別れのカードは自分がきるのだと
思っていたはずだろうから。


私は、Tちゃんの話を聞いて、
電話を切り終わった後、
Tちゃんもこれで元サヤかなぁと思った。
だって、まだ旦那さんにばれてないらしいし。


それもチャンスかな?と。
すごく安易な考えかもしれないけど、
世間体からすると、
これで今の旦那さんと子どもでもできちゃえば、
また子どもを媒介にして、
仲良し家族に戻れるかもしれないしね。

まぁ、それは、大きな賭だけど。

旦那さんと元サヤにおさまるんなら、
Tちゃんも旦那さんを大切にしないと、
生きていく責任を全うしようと
腹をくくらなくちゃいけないだろうな。



それにしても、
「子どものところに戻る」結論を出した男。
私はその男の奥さんが哀れじゃないかと思った。

だって、「妻のもとに戻る」んじゃないんだよ?
子どもなんて所詮世の中の預かりもので、
あと数年したら、親元からさっさと消えてしまうんだよ?
そうしたら、あとは誰と生きていく?
大切なのは、夫であり、妻であり、
それが原型でしょ?


私がそいつの奥さんだったら、
こんな理由で戻ってくる夫を、
受け入れることなんてできるんだろうか。

あー
だめだな。
子ども産んでないからこういう思考なのかな…
私も子どものために自分のことを愛してない夫と
暮らしていこうとするんだろうか。

それとも自分が好きであれば、
愛情が少ない夫でも暮らしていこうと
するんだろうか。

わからないな。
そういう状況になってみないと。
うーん…


さて、
おそらく今週はTちゃんと飲んで、
今後を聞くことになるんだろうな。


友よ、肌がくすんでないことを祈る。
恋愛ダメージで肌がくすむことほど、
嫌なことはない。


せっかくの美人が台無しよ。







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