15's eyes
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2003年11月29日(土) 相手がほしい事前情報ってどんなもの?

仕事もプライベートも書くことはまぁまぁ
あるんだけど、
書く気力よりも眠気がまさってたので、
さぼっていた今日このごろ…

えーと今日は仕事の話。
ちょっと専門的な話を書くんで
つまんない人は明日読んで。
明日は、プライベートなこと書く予定だから。


来週いよいよ
ほぼ1年やってきたことを
見ていただく授業をやるんで、
その準備なんかでハードな毎日。

それを学校の先生の間では、
「研究授業」という。
研究授業っていってもいくつか種類があって、
個人研究→個人研という単独で行っていくものから、
学年やブロックで行っていくブロック研、
全校規模で行う全校研までと幅広い。

まぁ、研究の種類があったとしても
子どもからしてみると何ら変わりない。

参観日と違って、
なじみの先生方や、
知らないおじさんたちがぞろぞろ見にくるわけだけど、
とにかく誰かが自分たちの勉強をみてるんだね
という状況には変わりない。

…それで、私が今回取り組むやつは、全校研。

来年度うちの学校で再び研究会をやるもんだから、
今は、その研究の方向性を探って確かめてる感じの状態。
こういう方向で授業やってるんだけど、
いいんですかね?
とまぁ、デザートの試作品を食べにきてくださいよ
に似た感じかもしれない。


その授業まずいでしょう
と言われるか否か…
うう…不安です


っていうのは、嘘。
実は、対して気にしてなかったりする。


授業の流れ方はもちろん、
板書の仕方から、
発問の仕方、
ヘタすると漢字の書き順までエライ人の中には
チェックしていく人もいるけど、
こういうの何回かやってると、
もう何とでも言ってくださいよという気分になってくる。
重箱の隅をつつくような人はどこにでもいるもんだしね。


むしろ、
今、いちばん気になってることは、
授業をみにきてくれる人たちが
授業を見る上で、
いったい、どんな情報がほしくて、
どんな情報があれば、授業をみやすいんだろう
よりダイレクトな意見を自分に言ってくれるんだろう
ということ。


実際に私と子どもと見にきてくれる人は、
授業の45分間という時間を共有するじゃない?

でも、45分なんて、あっというまで、
単元の一部を切り取ったもの。

そんな短い時間の中で、いったいどのくらい、
日々積み重ねてきてることが伝わっていくんだろう?と思う。
そして、
いったいどのくらい、
相手に意図って伝わるんだろうかと思う。

いや、
日々の積み重ねを45分間でみせるのがプロといえば、
それまで。
野球やサッカーみたいなプロスポーツだってそうだもんね。


そして、限られた時間であるからこそ、
その意図を説明するために、「指導案」という
教材の価値と、教師の意図と子どもの活動
がのった説明書みたいな文書を渡すわけだけど。


でもねぇ、
言葉でどのくらい時間の重みが伝わるんだろうね?


たとえば、
今日初めてこの日記を読んだ人は、
私の今日の分の日記とプロフィールだけを読んで、
私がどういう日々を暮らしているかなんて、
つかみ取れるものなのかな?


ねぇ、どう?


私をもっとよく知るには、どんな情報があったら便利?



きっと私が今、授業で考えてることも
そんな感じ。


研究授業のための授業なんてしたくない。
毎日毎日やってることをただ、
見せるだけ。

じゃぁ、あたり前のように繰り返して、
積み重ねてきてる毎日を
少しでも多く感じてくれるためには、
何を準備しておけばよいんだろう?


きっとそれは、難しいことだと思うんだけどね。


ただ、自分が他の授業研究に参加して、
つくづく思うことは、
事前情報があるかないかで、ずいぶん
当日の授業から見えてくるものに差があるんだよね
ということ。

一度でもその人のクラスに入って教えたり、
その人の授業作りにかかわった後に
実際の研究授業を見るのと、
ただふらっと授業を見るのとでは、
ゼンゼン見る視点が違う。
当然自分の頭の栄養になる具合も違ってくる。


どうせ、授業みせるんなら、
お互いのためになった方がいいと思う。


私もいっぱい言ってもらって、
相手からもよりズバリとした意見を言ってもらう
ためにはどうしたらいいんだろうなぁ…


そういうのずっと考えてるんだけど、
悲しいな。
今回の授業でも間に合わなさそう。

仕方ない。
授業でできるかぎりの力を尽くすよ。

あ。
授業が一番大事かー

いけないいけない。



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