おもいで

楽しい思いではすぐ忘れてしまい、嫌な思いでだけいつまでも覚えているのは、なんでだろう。

今まで生きていて、楽しいことは山ほどあったはずなのに、思い出そうとしても、全く思い出せない。一つもだ。

彼との交際も、楽しかった事はいくつかはあったはず。けど、思い出せない。

先日、彼に、「疑っているのなら言うけど、俺はお前だけだ」と言われた。疑っているような事はあたしは言ってない。それで少し突っ込んだら、怒られた。図星を突かれると人は怒る。

彼は今後輩の家に身を寄せていると彼から聞いていたが、後輩の携帯に電話したら、「今日は来てないよ」と言われた。「今日は」って、何だろう。じゃぁ何処にいるの?後輩は、「知らない」と答えた。その後彼から連絡を貰った時に、何処にいたのか聞いたら、「後輩の家にいた」って。怒る気も失せて、何も言えなかった。

彼は、お前の事を好きじゃないなら、何でこうやって電話するんだ?と言った。口には出せなかったけど、同情とか偽善とか、あるいは自分を良く見せたい気持ちからじゃないかと思った。好きじゃなくても、たまに電話するくらいならできる。
2003年09月12日(金)

にきにっき / にきーた