とある休日の昼飯時、家族全員が
「ラーメンが食べたい」
という気持ちになったのでラーメンを食べに行くことにした。
嫁も娘・R(11才)も息子・タク(9才)もいくつか好みのラーメン屋がある。さてどこに行くか、という話になったので
「そうだ、あそこの店、ミシュランに載ったらしいよ」
近所のとあるラーメン屋さんがミシュラン東京の「ビブグルマン」(星は付かないものの、5,000円以下で食べられてコストパフォーマンスが高い店)に選ばれたのだった。食べに行ったことはあるのだが、2年ほど前に一度行ったっきりだったのだ。
「じゃあそこにしよう」
そういうことになった。ミシュランだけに、食べタイヤーとかやかましいわ。
「昔一度食べて美味しかったことは確かなんだけど、塩ラーメンに関しては○○○(別の店)の方が上だったからリピートしなかったんだよね」
などと超上から目線の知ったかぶり評論をしつつチャリで来たら、お店の前には長い行列が。さすがミシュラン。ちなみにミシュランマンと美酒爛漫って似てるよね?
さて、何を頼もうかとメニューを見ながらしばし考えると
「私は味玉塩ラーメン」
と嫁。
「Rは塩ラーメン。塩が好きなの」
とR。
「ボクはしょうゆ。塩キライ」
とタク。
「じゃあ僕は…汁なし担担麺」
メニューが被らない方がみんなで楽しめるかなあと思い、それに。あ、辛くて子供達は食べられないかな…。
とか考えているうちにラーメンが運ばれてきた。

Rの塩ラーメン。

僕の汁なし担担麺。しょうゆラーメンは撮り忘れた。Rもタクもひとり一杯ずつ、おいしいおいしいとラーメンを啜る。ほんのちょっと前まではふたりで1杯だったのに、もう足りなくなってしまった。これも成長した証である。だんだん外食に金がかか…おっと。
タクはほぼ全部食べて、Rは7割ぐらいだったろうか。満足したらしい。嫁は僕の汁なし担担麺を食べさせて、と言い、
「カシューナッツが入ってる!ナッツ大好き!食べていい?食べていい?」
「…全部食べていいよ」
カシューナッツに異様に興奮していた。ハトか。
みんな食べ終わって店を出てから
「前よりだいぶうまくなってるね。これならミシュランに選ばれたのも納得だわ」
とかまたしても超上から目線のグルメ気取り。ともかく美味しくて幸せになったのであった。
唯一失敗した点は、列に並んでいる間、
「まだ待つよね?自転車に空気入れてくるわ」
「えー」
嫁が僕を並ばせておいて近所の自転車屋に行ってしまったことだ。
「Rも」
「ボクも」
子供達もつられて行ってしまうし。そして列は予想以上に早く前に進み、嫁達が戻って来ないうちに呼ばれてしまった。しかし
「全員お揃いになってからにして下さい。後ろに並び直して下さい」
と店主さんに言われてしまい、余計に並ぶ羽目になってしまったのである。僕は止めようとしたんだが判断に迷って止られなかった。嫁はそんな僕の気持ちも読まずに行ってしまった。
まさに空気嫁である。なんちて。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。