lucky seventh
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別れは突然で、僕は間に合わなかった。 あんなに約束したのに、僕が辿り着く前に君は逝ってしまって、 横たわった君の存在が遠く遠く、取り返しのつかない場所まで 行ってしまったような気がした。 可笑しいよね。 君は僕の目の前にいるのに、すぐ側に有るのに。
「幸せそうだね」
逝ってしまった君を見て、 苦しみから解放された君を見て 僕は素直にそう思った。
「寝ているみたいだ」
本当は寝ているだけかもしれない。 今、君の頬にキスをしたら、 くすぐったいよとあの日のように笑ってくれるかもしれない。 頬から涙がこぼれてきた。
「おやすみなさい。いい夢見れるといいね。」
君の眠りは深い深いところに落ちていって、 僕は心のそこからそれが幸せな夢であることを祈った。
ナナナ
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