lucky seventh
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2005年04月07日(木) 自己崩壊のアリア

アタシは

アタシはいつも、自分という存在に夢を見ていた。
















自己崩壊のアリア
















繰り返し
繰り返して、少しずつ上がってゆく恐怖に
恐ろしくも美しいそのセンリツにアタシは終止符を打つ。



いつだって自分に怯えていた。
気がついてしまった何よりも誰よりも自分を追い詰める
影に似たソレ。



「あたしが恐い。」

アタシの中で聞こえる声。
昔、母が考えていた私の名を持つソレは
いつだってアタシを呑み込みぐらい
アタシの魂よりも強い輝きを放っていた。
アタシの理想のアタシ。

「あたしがアンタに成り変わってあげようか?」

できるものなら、そんなアタシごとなかったことにして欲しかった。
アタシの理想のアタシ。

「あたしがアンタに成りかわれても、
 アンタはあたしになれないのよ。」

階段を昇るように
渦を捲くように

上へ
中心へと


近付く恐怖に アタシは堪えたくなかった。
そんな自分になりたかった。
それが逃げだとしても…


ナナナ

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