lucky seventh
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2005年06月17日(金) 年下の男の子 2

昔の人はよく言ったもんだ。


「酒は飲んでも飲まれるな」


だが、格言とはたいていの場合は身を持って知るものだ。
そして、アタシは今ほど先人の知恵を噛み締めたことはないだろう。

あぁ、まさにその通りだね(遠い目)












年下の男の子
2.あぁ、ある意味王道だよね…この展開。ここから何か芽生えるんですか?














目を開けると、
見知らぬ天井が見えた。

不審に思い、身体を動かそうとしたら
何か生暖かいものの所為で身動きがとれない。

(生暖かい…むしろ、ナマモノ…)

あまりの恐ろしさとおぞましさにアタシは瞬時に凍った。
見たいけど、見たくない。
見えそうで見えないチラリズムと一緒だ。(いや、ぜんぜん違うって!)
とりあえず、このまま今に至るまで振り返ってみよう。

(昨日は確か殺人予告を受けて…飲みに行った!!)

簡潔に思い出してみた。

思い出したくないことまで思い出してしまった。

またもや憂鬱になった。
むしろ、先ほどよりも問題が増えて余計に憂鬱だ。
まさにレ・ミゼラブル(あぁゝ無情)状態?

そんな風に現実逃避をしていると… 動いた。


(− あなた!!ほら、動いたわ!!赤ちゃんが動いてるわ!

  ははは、そうだねK子(誰やねん!)元気そうな子で何よりだ。

 − あ!また蹴った。)


って… 

「いたーーー」

痛いよ。自分。
なんか 引っ張られてるヨ?
キノセイ、キノセイ。

「気のせいじゃないぜ。おねーさんvV」

あぁ、きたね。
黄金パターン。

酔った、勢いで一夜を共にしてしまう。
若くはないけど ワカゲノイタリ。

油を差し忘れた機械のようにギシギシと首を動かして熱源を目にいれると、
アタシを瞬間フリーズドライ加工した原因が見えた。
でね、思ちゃったわけですよ?
あまりの相手の美麗さに。


オニイサン…おイクラですか?


フェロモンが!テンプテーションが!!!
ナンだよ!この滅多にお目にかかれないワイルド アーンド セクシー系!
ってか居酒屋行ったはずなのにいつのまにホストを引っ掛けた!自分!!
ありえねぇー!ありえなさすぎだよ!!

「昨晩は美味しくいただかせて頂きました」

「お粗末さまです」

アタシの視線に何を思ったのかそんなことを言ってきた男に向かって、
アタシもついつい返してしまったが、アタシは何かの食材デスカ?
そんなアタシの反応に男は楽しそうに、アタシを見た。

「おねーさん面白いね」

きっと、今のアタシは内心の焦りを無視して無表情だろう。
あまりのテンパリ具合と衝撃に顔の筋肉の神経が一時的に遮断
オワ 麻痺されているんだと思う。

「昨日の反応といい、今日といい 何だか惚れちゃいそう♪」

何した!昨日の自分!!
恐ろしいことに思い出せない(真っ青)
むしろ、男を落としたそのテクとやらを今後の参考に思い出した。
が、ろくなことじゃナサソー…。

アタシは今ここで悟った。
これが一生に一度来るか来ないかのモテ期だ!
嬉しいよ。嬉しいけどさ。
アタシには分かるんだよ。
いくらモテ期だといっても…男運が最悪だということが…


アタシの好みは生活の安定してるってのが必須ですから!!!!!!残念。


ナナナ

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