lucky seventh
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殺さなきゃ 殺されてしまうよ。
ななつの月
「俺等はいわゆる使い捨てってやつさ」 吐き捨てるように、ナギニは言った。 普通の人よりも細い瞳孔が獰猛に ゆれる。
「だから、立ち止まったらサイゴ… 待っているのは死、それのみ。」 だから、立ちはだかるものはすべて切り捨てろと 教わった。
「やり過ぎだ!!」 ヤメロ!!! 振り上げた拳を止められた。 拳を包む手、抱きとめられて背中に感じる ヌクモリ。 目の前には非難するような目、目 目。
「やり過ぎ?」 殺してもいないのに?
その言葉に、背中のヌクモリはゆれた。
「なんで… お前は何で?」 非難するような 責めるようなそんな声、
あぁ、君は違うンだ。
ヌクモリが冷たく感じた。 やっぱり独りなんだと思い知らされた。
ナナナ
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