lucky seventh
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2005年06月29日(水) ななつの月

殺さなきゃ 殺されてしまうよ。
















ななつの月










「俺等はいわゆる使い捨てってやつさ」
吐き捨てるように、ナギニは言った。
普通の人よりも細い瞳孔が獰猛に ゆれる。

「だから、立ち止まったらサイゴ… 待っているのは死、それのみ。」
だから、立ちはだかるものはすべて切り捨てろと 教わった。










「やり過ぎだ!!」
ヤメロ!!!
振り上げた拳を止められた。
拳を包む手、抱きとめられて背中に感じる ヌクモリ。
目の前には非難するような目、目  目。

「やり過ぎ?」
殺してもいないのに?

その言葉に、背中のヌクモリはゆれた。

「なんで… お前は何で?」
非難するような 責めるようなそんな声、

あぁ、君は違うンだ。

ヌクモリが冷たく感じた。
やっぱり独りなんだと思い知らされた。


ナナナ

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