lucky seventh
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2005年12月03日(土) |
手負いの獣はひとり謡う。 |
この手からみんなおちていく。
どうして? すくいたいものは何一つとして、この手には残らない。 どうして??
私がダメだからですか?
おとうさんは 帰ってきません。 おとうさんは いなかったのだと言われました。 おかあさんは 家にばかりいます。 おかあさんは ダメな娘ねぇ。と私に言います。
「どうして?」
返ってきたテストの答案用紙を お母さんに見せるときが 一番緊張します。 全部、丸がついていないと怒られるからです。 だけど、私はどうしても全部が丸のテストとれません。 だから、おかあさんい怒られるのです。 ちゃんと、とれるようにテスト前の予習はかかせません。 もちろん、授業中にだって端書きがうまるほど 先生の話しを聞いて、たくさんたくさん書いているけれど、 いざ、テストのときになると おかあさんの怒った顔を思い出して、 手が震えるのです。 その所為で、テストになると丸が減ってしまいます。 本当なら全部丸なはずなのに。 きっと、それが 怖いという感情なんだと思います。 プレッシャーに耐えられないのです。 ペケがついていた答案用紙を見るたびにおかあさんの顔が変わります。
私はおかあさんが怖いのです。
「どうして?」
おかあさんはろくに自分のこともできないくせに いつも私に過剰な期待をします。 どうして? 過剰なプレッシャーを持ったその言葉が どれだけ私に思いのかも分からないのです。 そうやって期待することが重荷なのに、 おかあさんは どうして?どうして? と繰り返します。 言われてできれば誰だって苦労はしません。 おかあさんは言うだけで、なにもしようとはしないくせに そうやって押し付けるのです。
「私の娘ならそれくらいできるでしょう?」
けれど、残念ながら私はおかあさんの子なのです。 だから、 ダメな子なのです。 いつになったらそれに気づいてくれるのでしょうか?
自分に自身がないやつほど 昔の自分を美化したがる。 妄想 いいですね。 夢? 寝てるときにでも見ていてください。
ナナナ
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